あなたは最近いつ、ユーモアを発揮しましたか?
ライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて、ジャン=ポール・グード「In Goude we trust !」を開催中(〜2018/12/25)。
長年シャネルと協働してきた希代のイメージメーカー、ジャン=ポール・グードが手がける貴重な個展です。
アイデア、アイデア、アイデア。
美しくもユーモアのある「世界」がそこにあります。
目次
ジャン=ポール・グードが世界を驚かせた作品
彼はこれまで、シャネルのためにいくつもの世界を驚かせるユニークな作品を作ってきました。
例えば、1990年に発表された男性用香水エゴイストのCM。
ホテルのバルコニーから30人の女性たちが口々に男性への不満を叫び、そのボルテージが最高潮に達した時!
一つだけ開かなかった窓から、香水が登場するのです。
男性用香水のCMにもかかわらず、映像内には男性は最後まで出てきません。
しかしとてもインパクトがあり、かつオシャレな作品です。
他にも。
1992年のCOCOのCMでは、ヴァネッサ・パラディが黒い鳥に扮して鳥かごの中に。
本展では、この鳥かごを連想させる驚きの新作《Stormy Weather CHANEL》も展示されています。
余談ですが2016年には、ヴァネッサ・パラディとジョニー・デップとの間の娘リリー=ローズ・デップが、シャネルを代表する香水「No.5」のCMに抜擢されたのでした。
そして、CHANCEのCMも素晴らしい。
美、品、リッチ感、キュートさ、そしてユーモアも兼ね備えていますね。
ジャン=ポール・グード「In Goude we trust !」
本展では彼の様々な作品を体験できます。
会場のシャネル・ネクサス・ホールは、銀座駅A13出口より徒歩1分。
中へ入るとそこは「グードの世界」です。
あなたもきっと、その非日常のインスタレーションに驚くことになるでしょう。
希代のイメージメーカー、ジャン=ポール グードとシャネルは、20年以上にわたり独自の共同関係を築いてきました。(中略)本展では、世を席巻してきたコラボレーション作品をよりすぐってご紹介するとともに、リズムにフォーカスした映像を壁一面のスクリーンに映し出す《ミュージカル》などのさまざまなインスタレーションや、作家自らがセレクトした写真とドローイングプリントを展示します。
公式サイトにある本展告知のスペシャルショートフィルムには、シャネルのビューティアンバサダーを務めるモデルKōkiが登場。
Kōkiのキュートでフレッシュなキャラクターを、グードのユニークな表現がうまく引き立てています。
また、本展紹介のショートムービーで少し、会場の世界観と彼の独創性が伝わるのでは。
本展では、こうしたグードの作品の数々を楽しむことができます。
ただ「作品が展示されている」なんてものではない、めくるめく美とアイデアとユーモアの世界が、空間を埋め尽くしているのです。
映像「So Far So Goude」もぜひ見ておきたい
会場内のミニシアターでは、これまでの作品や活動をまとめた約90分の映像「So Far So Goude」も上映。
狭いので席が空いていない可能性があるが、とても見ごたえある内容です。
まとめ
実は本展。京都でも開催されたもので、私は以前も行きました。
それでも、東京でまた行きたくなったのです。それほど、素敵な世界。
ちなみに東京会場のシャネル・ネクサス・ホール。
エレベーターのボタンも、シャネルマークでした。
グードのユニークなアイデアの数々に触れ、脳がスパークした、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:CHANEL NEXUS HALL
住所:東京都中央区銀座3-5-3シャネル銀座ビルディング4階
アクセス:有楽町線銀座一丁目駅8出口すぐ
会期:2018年11月28日~12月25日
開演時間: 12:00~19:30
休館日: 会期中無休
入場料:無料
ここから学べる発想のヒント
その他、東京のおすすめアート情報
コウスケの日常
しっかり時間を確保せねば。