バンクシーからの問い、あなたはどう受け止める?!
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
バンクシーって誰? 展、もう行きましたか?
その後、東京からスタートし、名古屋、大阪、郡山、高岡、福岡にも巡回します。楽しみですね!
ここでは東京の初日に行った私が、その見どころなど紹介します。
目次
バンクシーって誰? 展とは
現代のストリートで表現を続けるアート界の異端児“バンクシー” です。2018年に、少女と赤い風船を描いた作品が高額落札されるや、額に仕込まれたシュレッダーで突如細断。瞬く間に世界中で報道され、話題をさらいました。日本では、バンクシー作品と思われるネズミの絵が発見されると、大手メディアやSNSで拡散、認知度が上がりました。しかし創作活動の全貌や動機など、その真相が分かる者は依然少なく、謎に包まれた存在です。
本展は、世界各都市を巡回し人気を博した「ジ・アート・オブ・バンクシー展」の傑作群を、日本オリジナルの切り口で紹介する意欲的な展覧会です。
展覧会の詳細
場所:グローバルゲート3Fガレージ名古屋&1Fアトリウム
アクセス:あおなみ線「ささしまライブ駅」徒歩2分、名鉄「名古屋駅」中央改札口から徒歩15分
会期:2021年12月19日(日)~2022年3月27日(日)
開演時間:10:00~18:00(金土は20:00まで、1/22は17時まで、最終入場は閉館の30分前
休館日:12月20日(月)・31日(金)、2022年1月1日(土)・2日(日)・17日(月)
入場料:サイト参照
場所:寺田倉庫 G1ビル
アクセス:
・りんかい線「天王洲アイル駅」 B出口より徒歩4分
・東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」南口より徒歩5分
会期:2021年8月21日(土)〜2021年12月5日(日)
開演時間:11:00〜20:00 (金・土・祝前日は21:00まで) ※最終入場は閉館時間の30分前
休館日:10/5(火)、10/12(火)、10/19(火)
入場料:土日は一般2,200円、大学・高校生2,000円、中学・小学生1,500円、平日は200円引き
その後は以下へ。
- 大阪展(グランフロント大阪 )2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日)
- 郡山展(ビッグパレットふくしま)2022年6月29日(水)~2022年8月24日(水)
- 高岡展(高岡市美術館)2022年9月11日(日)~2022年12月6日(火)
- 福岡展、未定
【見どころ1】現地へ行った気分で楽しめるセット
とにかくセットがすごい。
まるで映画のセットのような会場で、バンクシーの世界観に没入できます。
現地を歩いてる気分を楽しめます。
すべて撮影可能なのも嬉しいところ。
なかなか行くのが難しい、あのホテルの再現まで!
【見どころ2】あの人気作品を多数見られる
あなたも見たことのありそうな、バンクシーの人気作品がたくさん見られます。
武器ではなく、花束を。
この作品は2003年、最初にパレスチナに描かれた作品です。
猿や、
ネズミもよく使われるモチーフですね。
【見どころ3】バンクシーらしい遊び心
ゆっくりとあちこちを鑑賞していると、遊び心が感じられますよ。
所要時間、混雑状況、チケットなど
私の場合、土曜の18時過ぎに行きました。
20時までやっているので、晩ごはんの時間は狙い目かな?と思ったわけです。
結果、この日はすいていてよかったですよ。
予約制なので、激混みになることはなさそう。
二往復した私で、約1時間滞在しました。
早い方は30分、グッズをじっくり見たい方は余裕を持っていくと良いですよ。
チケットは、事前にオンラインで購入しましょう。
グッズは正直、残念なクオリティ
グッズも期待していたのですが、実際に見てみるとビックリ。
デザインが安っぽく、「素人がデザインしたのかな?」というクオリティです。
たとえば、バンクシー自身の言葉ではなく、バンクシーの作品に何者かが添えた言葉をグッズにしていたり、プリントされているデザインがバンクシー作品と思えない残念クオリティだったり。
何ていうんだろう…、よくあるニセモノ感が半端ないんです。
デザインに関しては、アマゾンなどで怪しい業者が売ってるバンクシーグッズと変わりません。
以前行った『バンクシー展 天才か反逆者か』ではマスクやポストカードなど購入しましたが、今回は何も買う気になりませんでした。
まとめ
気づかない人が多い。考えない人が多い。
だからバンクシーは、ラクガキで、いやアートで世界に問いを投げつける。
この課題を放っておくな、これについて考えろ、と。
大胆な皮肉は心を揺さぶり、世界を動かす。
生ぬるいと、人は気づかない。
どこの世界にもこういう存在が必要。
気づかない人、考えない人が多いから。
あなたはどの作品が気になりましたか?
「アート」というと難しく感じる方もいるかもですが、バンクシーはそれとは違います。
美術館へ行くのとは全く違う体験を、あなたもぜひ。
ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。