正直、ジブリに全く思い入れがありません。
ライター・講師のホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
「天空の城ラピュタ」だけは、子供の頃に何度も見たような…。
そんな私でも、この人には興味がありました。
名古屋の松坂屋美術館で開催されていた「スタジオジブリ 鈴木敏夫 言葉の魔法展」。
東京は2019/4/20~5/12、神田明神文化交流館で開催されます。
鈴木敏夫さんといえば、スタジオジブリ代表取締役、プロデューサー。
人は言葉でモノを考える。
彼がそう言うように、本展に展示されている企画書やコピー案などを見ていると、彼の脳内を見るようです。
写真スポットもあり、ジブリファンの方にはとても楽しめる展示。
しかしあえて特別ジブリファンではない私が、名古屋の松坂屋美術館で展示を観たレポートです。
東京もほぼ同じ内容と考えられます。
目次
なぜ鈴木敏夫は字を書くのか
人間の脳と手は直接つながっているんだ
そう言う鈴木敏夫さんは、人としゃべる時によく、いたずら書きするのだとか。
筆で書く彼の書は、ジブリ映画のタイトルロゴやポスターにも使われているというから驚きです。

名ゼリフの筆文字が浮いていて、非常にユニークな展示となっています。
人は言葉でものを考える。言葉で考えを組み立てる。声に出すと、考えがさらに広がる。そして、自分の作った言葉に支配される。言葉はかく面白い。
そう語る鈴木敏夫さんが手書きした企画書やコピー案など、生の「字」をぜひ見てみてください。
「言葉の魔法」とは
鈴木敏夫さんはプロデューサーでありながら、コピーを書いたり宣伝なども手がけます。
そこで使うのが「言葉」です。
ジブリ映画は、単にエンターテイメントなだけでなく、「生きる」という哲学がテーマになっているようです。
でもその伝え方は映画によって、時代によって様々。


『もののけ姫』の「生きろ」、『風立ちぬ』の「生きねば」では、ずいぶん印象が違います。
その時代に合ったコピーを使っているのです。
コピーは鈴木敏夫さん御本人によるものや、コピーライター糸井重里さんのものがあります。
個人的に、以下がグッときました。
- 『おもひでぽろぽろ』:「私はワタシと旅に出る」
- 『となりのトトロ』:「忘れ物を、届けに来ました」
「言葉の魔法」は、コピーだけではありません。
例えばスタッフの心を動かすために、
「一目でわかる「かぐや姫」10の宣伝ポイント+α
という手書きの計画書を用意していました。
それらが見られるのも、本展の特徴であり、とても貴重です。
「千と千尋の神隠し」の油屋など、見どころの数々
本展には、写真撮影OKな場所が数箇所だけあります。
先に紹介した言葉×名シーンの展示はもちろん、「千と千尋の神隠し」の油屋が再現されているのもファンにはたまらないのでは?

裏側へ回ってみると…。

裏側まで細かく作り込まれています。
実際の所要時間、混雑状況など
名古屋展は、サラッと見れば30分。
私の場合は1時間20分。
メモを取ったりじっくり展示物を眺めていました。
リアルタイムの混雑状況など、ツイッターでチェックするのも手です。
場所、会期・時間など詳細
この子に抱きついて写真も撮れますよ。
ここまで色々と紹介しましたが、私、ジブリ作品を全然見ていないんです。
そんな私でも、鈴木敏夫さんから企画、コピー、人の動かし方など学ぶことができて楽しめる、とても良い展示でした。
鈴木敏夫さんの子供の頃の部屋の様子が再現されていたり、また第6章では鈴木敏夫の脳内を覗き込めるような展示がされていたりと凝っています。
鈴木敏夫の映画の見方「3つのポイント」も面白い。
あの芸能人に贈った書も展示されていますよ。
ジブリ映画を全然見ていないのに、本展の関連本を2冊買ってしまったホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:金沢21世紀美術館
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
会期:2018年7月27日(金)~8月26日(土)
開演時間:10:00-18:00(金・土は20:00まで、入場は閉館の30分前まで。初日は13時オープン)
休館日:月曜
入場料:一般1,200円、中高生800円、小学生600円
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