いいから自由に描けよ
そう言われた気がします。
ライター・講師の、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
渋谷のNANZUKAにてハビア・カジェハ『Do Not Touch』展を開催中(〜2018/12/22)。
作品の世界へ入り込むことのできるインスタレーション。
そして、ドキッとするものもありました。
ハビア・カジェハ『Do Not Touch』展
カジェハの作品は、日常生活のさまざまな出来事にちょっとした仕掛けを加えることによって、驚きとユーモアを与えるトリックに満ち溢れています。(中略)
鑑賞者が自ずと読み出すようなストーリーの設定は、カジェハが仕掛けた罠の一つです。(中略)また、カジェハの作品と日本との因果関係を語らないわけにはいきません。幼少期より日本の漫画やアニメーションなどに親しんで育ったカジェハにとって、自身の作品の登場人物をキャラクター的に強調して見せるスタイルは、自然と身についたスタイルでした。また、2007年にマラガ現代美術館における奈良美智の個展のサポートした経験も、カジェハのアーティストとしての成長に大きな影響を与えました。テキストを画面に引用する手法で、登場人物をよりウィットに富んだキャラクターに仕立てる手法などは、カジェハが奈良美智から学んだスタイルとも言えます。
さて、そんな世界へ行ってみましょう。
ハビア・カジェハの世界へ入り込む
「上手く描こう」の前に。
描かないと上手くならないし、どうなるか分からないでしょ?
描いてダメなら丸めちゃえ。描きなおせばいいさ。
こうして、なんだか自分も作品の一部になったかのようです。
その目は、何を見ているのでしょうか。
そして最後に騙されかけた。
“Do Not Touch”だよ。開けなくていい扉もあるんだ。気をつけて。
この手のキャラクターものやアニメにそれほど興味がなくても楽しめた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
【まとめ】場所、時間など
場所:NANZUKA
住所:東京都渋谷区渋谷2-17-3 渋谷アイビスビルB2F
会期:2018年11月24日(土) – 12月22日(土)
開演時間:11:00 – 19:00
休館日:月曜・日曜・祝祭日
入場料:無料