六本木がアートだらけ!
アート大好きライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
六本木アートナイト2018(2018/5/26〜27)に行ってきました。
ずっと行ってみたかったイベントに参加できて、感激。
その様子を紹介します。
意外な芸能人の作品もありました!
目次
- ≪インサイドアウトプロジェクト≫JR
- ≪ママン≫ルイーズ・ブルジョワ、マグダ・セイエグ
- ≪光の巨人≫DUNDU
- ≪THE ALL-NEW BMW X2 ART CAR≫香取慎吾
- ≪Tokyo city view≫大村雪乃
- ≪挟まる人 ≫志茂浩和
- ≪すり抜ける紙飛行機≫ 片岡純也
- ≪組み合わせの方法 ≫牛島光太郎
- ≪ひったくられ続けるバッグ≫JART
- ≪hanging colors≫≪broken flowers≫鬼頭健吾
- ≪時のウロボロス≫サムワンズガーデン×アトリエまあん
- ≪inVisible Playcity 都市は見えない遊び場展≫
- ≪UVLS/Komainu≫森貴之、≪12:47≫崎山莉奈
- まとめ
- 今回の気づき
- オススメのアート関連記事
- 今日のひとこと
≪インサイドアウトプロジェクト≫JR
フランス出身で、TEDプライズも手にしたアーティストJRによるもの。
世界各地でそこに住む人々の巨大ポートレートを貼り、世界を変えるプロジェクトです。
参加したかったけど、撮影を待つ人が多く、並ぶ・並ばないなどで揉めていたのでやめました。
小さなことで不快になるより、全てを楽しみたかったので。
ある意味、写真を貼ってもらう・貼ってもらえないなんて小さなことでイラついたり笑ったりする六本木の「平和な物語」が、そこに貼り付けられていったわけですが。
そして皆はなぜ自分(あるいは子供)の写真を貼りたかったのでしょうか?
思い出づくり?自慢?インスタ映え?
そこには人間の尊厳の主張を感じます。
≪ママン≫ルイーズ・ブルジョワ、マグダ・セイエグ
六本木ヒルズのシンボル、≪ ママン ≫ ルイーズ・ブルジョワ。
普段はこうだったのですが。
期間限定で、テキスタイルアーティストのマグダ・セイエグ によってド派手に生まれ変わっています。
人も、洋服ひとつでずいぶん見え方が変わりますよね。
≪光の巨人≫DUNDU
5メートルの光の巨人 !
ドイツからDUNDUによるパフォーマンスです。
音楽も合わせて、雰囲気を作っています。
印象的なギターのループを流しながら、クラリネット?は生で吹いていました。
一体の巨人を、右手・左手・右足・左足・頭と、別の人が動かしていて、そのチームワークに驚きます。
仕事などでも、人を動かすのは、1人よりチームでしたほうがスムーズかもしれない。
≪THE ALL-NEW BMW X2 ART CAR≫香取慎吾
「UNFOLLOW」を哲学に独創を極めたX2に、事務所をUNFOLLOWしたアーティスト香取慎吾が大胆なアートをペイント。
「変化をおそれない。人と違うことをやる。逆境を楽しむ。自分に従う。常識に従わない。」
他者をFOLLOWしてるだけなのに文句を言うのはナンセンス。
UNFOLLOWの先に、自分で作る「走りたくてたまらない道」がある。
≪Tokyo city view≫大村雪乃
何気なく展示されている夜景。
実は。
あの懐かしい丸シールで作られているんです。
遠くから見ると美しい夜景、しかし近くで見るとあの懐かしの丸シール。
街に溶け込んでせいか、これがアート作品と気づかず(?)もたれかかって作品鑑賞の邪魔になっている人もいました。
こういうものに気付くかどうかは、身近にある小さな幸せを感じられる人とそうでない人の差ではないでしょうか。
≪挟まる人 ≫志茂浩和
焦る人、とどまる人、落ち着く人。
それは都会での閉塞感との戦いか。
いや意外と、閉塞感に安心している人もいるのでは?
≪すり抜ける紙飛行機≫ 片岡純也
乗り越えるでもぶち当たるでもなく、すり抜ける。
とてもスマートです。
私もそうありたい。
≪組み合わせの方法 ≫牛島光太郎
スタバ の窓ガラスに矢印と言葉。
六本木の風景と組み合わせると、不思議な文脈が生まれます。
こうして知らない人を勝手にいじるのは楽しい。
≪ひったくられ続けるバッグ≫JART
本気と本気のエネルギーのぶつかり合い。
それぞれの思いも想像したりして、そこまでするかと笑えてくる。
「それまで誰も見たことのない奴ら」という世界観で、笑いとアートの融合を目指して立ち上がったプロジェクトJART(ジャール)。
ってこれ、お笑い芸人のジャルジャルなんです。
お笑いとしてみるとつまらない?けど、アートとしてみると面白いから不思議。
≪hanging colors≫≪broken flowers≫鬼頭健吾
国立新美術館そのものも、いつもと違う装い。
≪hanging colors≫は、黒川紀章設計の国立新美術館のガラスに色とりどりの布を張り、館そのものが美しいアートとなっています。
いつもこうだといいのに、と思える美しさです。
≪broken flowers≫は、美術館の正面玄関前に5,000個の鏡が敷き詰め、花の映像を投影しています。
それが上にも反射し、美しい光景を作り出しています。
美しいのですが、どこか寂しさも感じられます。
中では、こいのぼりなう!も開催されていました。
撮影は超お気に入りの360度カメラ、insta360oneにて。
≪時のウロボロス≫サムワンズガーデン×アトリエまあん
「ウロボロス」は、自分の尾を吞み込んで円環状になっている竜のこと。
8の字型に配置された木の小竜の上を歩くには、ちょっとした集中が必要です。
夢中・無心になって歩いていると、ふと「光の影」が現れます。
歩く様子を動画にしてみました。
まるで瞑想のような時間でした。
≪inVisible Playcity 都市は見えない遊び場展≫
あなたにとっての苦い思い出はなんですか?
最近、京都駅での出来事を書いておきました(ピンク矢印部分)。
アバラだからまだ良かった。
ここは、「都市は見えない遊び場展」。
苦い思い出を書いたあとは、苦瓜水を飲むことができるというのが、苦瓜推進協議会によるもの。
他にも、企業のキャッチコピーを実演する《企業からの司令》。
本の「香り」を展示する《The Library of Smell(匂いの図書館)》井上尚子。
都市の遊び方が変わる!?ユニークな展示でした。
≪UVLS/Komainu≫森貴之、≪12:47≫崎山莉奈
私にはできない。
彼女のように、言葉なしで人の心を揺さぶることは。
静かな神社に、ポリゴン風の狛犬。
その奥で、光に合わせて体全体で感情表現する彼女は、完全に自身の世界を作っていました。
まとめ
他にもたくさんのアートに触れることができ、とにかくワクワクしっぱなしの、思い切りアートを楽しめる時間でした。
街中のアートに無料で触れられると、「アートってよくわからない」という人も気軽に楽しめて良いですね。
たくさんのアイデアに触れ、創作意欲わきまくり!なホラノコウスケ(@kosstyle)でした。
場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
会期:2018年5月26日(土)10:00~27日(日)18:00
入場料:無料(但し、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
今回の気づき
オススメのアート関連記事
今日のひとこと
体重2.4kg落とせたのでラッキーか。