銀座エルメスの8階が、霧に包まれた!
アート大好き、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
こんな展示、観たことありません。
とても驚きました!
会場は銀座のエルメスジャポン本社ビル8階
銀座のエルメスに、ギャラリーがあることをご存知でしょうか。
銀座メゾンエルメス フォーラムといい、エルメスの8階へ上がるとそこはギャラリーになっているんです。
毎回、無料で素晴らしい展示を鑑賞できます。
そして今回2018年3月4日(日)まで展示されていたのはなんと、「霧」でした。
『グリーンランド:中谷芙二子+宇吉郎展』
霧のアーティストとして国際的に活躍する中谷芙二子さんと、その父で「雪は天から送られた手紙である」という言葉で有名な科学者・宇吉郎さんの展覧会です。
中谷宇吉郎さんは、1936年に世界で初めて人工的に雪の結晶をつくり出したことでも知られています。
その父の姿勢は、霧を媒体とした芸術表現を試みる芙二子さんに、強く影響を与え続けているのだそうです。
本展は晩年の宇吉郎が雪氷研究に打ち込んだ地、グリーンランドをタイトルに掲げています。
銀座メゾンエルメスの壁のガラスブロックを氷の大地に見立て、室内での霧の実験に挑んでいます。
時間になると、どんどんあたりが霧に包まれていきます。
本物の霧です。
服が多少濡れるため、ポンチョも用意されています。
ただ何となくボーっとその光景を眺める。
周りに人がいるのだけど、見えないくらいになっていき、気にならなくなってくる。
写真で見ると「これが煙だったら怖いな」と思うのですが、霧だと不思議と、私に恐怖はありません。
ただただ、不思議な居心地のよさに包まれました。
過去の霧を使った作品の映像も展示されていました。
人工と自然(天然)と。
その狭間はどこにあるのか。
そんなことを考えながら、エルメスのビル内に立ち込める霧を見ながら「そこまでやるか!」と思うのでした。
今後の銀座メゾンエルメス情報
2018.3.4(日)~3.31(日)ル・ステュディオ(銀座メゾンエルメス10階、40席のプライベートシネマ)にて、1963年のフランス映画、ルーレットに魅せられた男女の逃避行『天使の入江』が上映されます。
そして次の銀座メゾンエルメス フォーラム(8階)は、「あなたの存在に対する形容詞」ミルチャ・カントル展 。
2018.4.25(水)~7.22(日)まで。
こちらも楽しみです。
いや、怖いか。
コウスケ(@kosstyle)でした。