真夜中にひっそりと始まった、ピアノLive。
アムステルダムのゴッホ美術館から、あの《ひまわり》の前で。
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
オンラインで配信された、向井山朋子『A Live vol.3』“Night at the Museum”。
それは見たことのない、まったく新しいピアノライブ。
目次
『A Live vol.3』From Van Gogh Museum Amsterdam-“Night at the Museum”
『A Live』=ライブ配信であること。Alive(生きている)こと。
『A Live』は、従来のコンサート、パフォーマンスの形態が困難な現在のコロナ時に、バーチャルな新しいプラットフォームを探ることを目的に始まった、向井山朋子のオンライン・コンサートシリーズ。映画人レニエ・ファン・ブルムレンと協働(中略)シリーズ最後となる『A Live vol.3』では、向井山朋子+ピアノとヴィンセント・ファン・ゴッホ+絵画の対話をキーワードとして「Night at the Museum」と題し、閉館後の夜のゴッホ美術館より配信する。
暗闇の美術館に響く、ピアノの旋律
ここはアムステルダム、ゴッホ美術館。
薄暗い中、ピアノの旋律が響きます。
ん!これは!!
あの有名なゴッホ作「ひまわり」の前でピアノパフォーマンスが行われているのです。
なんと贅沢な!
美しいピアノの旋律。
ゴッホの絵画。
次々と切り替わる美術館の空間映像。
私は真っ暗な部屋でヘッドフォンし、それを味わった。
従来の形式にとらわれないのが「アーティスト」
向井山朋子さんは従来の形式にとらわれない芸術をこれまでも発表しており、その発想や表現が大好きです。
彼女は人が音楽をどのように受け止め、またその空間を知覚するかにこだわります。
以前見たのは、銀座エルメス8階。
24日連続ライブ、しかも開始時間を1時間ずらして一周する企画は衝撃で、3回も観に行きました。
そこからインスパイアされて私は、7日連続ワークショップ開催にチャレンジしたくらいです。
いつもピカソのこの言葉を思い出します。
すべての創造活動は、破壊活動から始まる
本物の「アーティスト」は、何かを壊して新しいものを生み出す。
そういうものに触発されて、私も新たなものを生み出したい、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
視聴方法
場所:オンライン
日時:ライブは7/12(日)4:30、アーカイブは7/21(火)まで10日間、5回視聴可能
入場料:€10