初めての鑑賞で一気にファンに!
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
京都国立近代美術館にて、『記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ』展が開催されています(〜2020/2/16)。
なんとその後、岐阜でも開催予定です(2020/2/27~4/12)。
ここでは、京都の様子を紹介します。
『記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ』展
イタリア現代陶芸を代表する作家であるニーノ・カルーソ(1928–2017)は、神話性、象徴性を制作におけるテーマの一つとしています。初期は、それらを自己の故郷の記憶と結びつけた装飾的な器物を制作していましたが、次第に古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などの形態制作を通じて、古代と現代を結ぶ空間の構築へと向かいました。こうしたカルーソの表現は、日本を含め世界中で高い評価を得ています。
本展は、ニーノ・カルーソの偉業を約90点の代表作ならびに数々のデザインワークやスケッチなどの資料を通じて紹介する、日本で初めての本格的な回顧展です。
この美術館、外にも驚きがあるんですよね。
あなたが行ってみたときのお楽しみ。
目の前に、とても大きなアレがあるんです。
モジュールを組み合わせる、古代と現代を組み合わせる陶芸
残念ながら、中はほとんど撮影できません。
一階と、二階の一部のみOKです。
まず目に飛び込んでくるのが、これ。
もう、これだけのために来ても良いんじゃないかな。
何なんだいったい。
この厳かなような、ポップなような、圧倒的な存在は。
古代ローマの遺跡等を思わせる壁面や柱、門などが特徴。
ユニークなのはモジュールの組み合わせで作られている作品が多いことです。
これなども、レゴブロックのように組み合わせて作られていますね。
こういう陶芸もあるのかと、驚かされます。
新しく、ユニークで、しかし古代へタイムスリップするような。
そんな作品たちです。
まとめ
現代の作品を通して古代に思いを馳せる、不思議な気持ちになる展示です。
イタリア人のニーノ・カルーソが古代ローマをモチーフにしたように、私の故郷や記憶の中にも、今の私のためのアイデアの種があるのではないか。
そう感じた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
展示名:記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ
場所:京都国立近代美術館
住所:京都市左京区岡崎円勝寺町26-1
会期:2020年1月4日(土)~2月16日(日)
開演時間:午前9時30分~午後5時、ただし金曜日、土曜日は午後8時まで開館(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日
入場料:一般:1,000円(800円)、大学生:500円(400円)
※()内は前売り、団体および夜間割引(金/土曜 午後5時以降)。
※ 高校生・18歳未満は無料。
展示名:記憶と空間の造形 イタリア現代陶芸の巨匠 ニーノ・カルーソ
場所:岐阜県現代陶芸美術館
住所:岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
会期:2020年2月27日(木)~4月12日(日)
開演時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)※ただし2月27日は午前11時から午後6時まで
休館日:月曜日
入場料:一般900円、大学生700円、高校生以下無料
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