版画、好き?
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
栃木県の宇都宮美術館にて、『エッシャーが、命懸けで守った男。メスキータ』展が開催されています(〜2020/8/30)。
これまで
- 東京ステーションギャラリー
- 西宮市大谷記念美術館
でも開催されてきたこの日本初のメスキータ回顧展、それが宇都宮美術館でも2020年7月5日よりスタートしたんです。
ここでは私が鑑賞した東京での様子の一部を紹介します。
宇都宮美術館も展示作品は基本的には同じと思われます。
『エッシャーが、命懸けで守った男。メスキータ』展とは?
サミュエル・イェスルン・デ・メスキータ(1868~1944)は、19世紀末から20世紀初頭のオランダで活躍した画家、版画家、デザイナーです。大胆に単純化された白と黒の画面を特徴とし、見る者に強い印象を残します。知的に構成された木版画をつくる一方で、メスキータは幻想性に満ちたドローイングを描き続けました。その表現はシュルレアリスムにおけるオートマティスム(自動記述)の先駆けともいわれます。
ユダヤ人だったメスキータは1944年1月31日の夜に家族とともに家から連れ去られ、ほどなくしてアウシュヴィッツ強制収容所で生涯を閉じました。メスキータの教え子のなかに、だまし絵や数学的なパターンの版画で名高いM.C.エッシャーがいます。メスキータが連行されたことを知ったエッシャーは、敬愛する師の作品200点ほどをアトリエからひそかに持ち帰り、戦争中も守り抜きました。
タイトルに「エッシャーが、命懸けで守った男」とありますがつまり、メスキータはあのエッシャーの師匠なのです。
モノトーンでインパクト大!な作品の数々
写真撮影できるのはごく一部だけなのですが、パット見のインパクトがすごいですね。
シンプルがゆえの力強さを感じます。
グッと心を引きつけられませんか?
作品から物語が広がるようです。
もし置いてあったら、フライヤーもらってくると良いかも。
数種類あり、どれも格好良いですね。
久々に版画してみたくなった、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
小学生の頃、彫刻刀でやったなぁ。
開催詳細
場所:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
会期:2020年7月5日[日]~ 8月30日[日]
開演時間:午前9時30分 ~ 午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし8/10[月・祝]は開館し、8/11[火]に休館)、祝日の翌日(ただし7/24[金祝]・25[土]は開館)
入場料:一般 1,000円、大学生・高校生 800円、中学生・小学生 600円
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しかしあれ、写真うまく撮れた試しがないな。