1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
渋谷パルコのスタジオ「2G」にて、ダニエル・アーシャム/空山基 『Arsham x Sorayama』が開催されています(〜2020/1/8)。
美しすぎるコラボを見ました。
ダニエル・アーシャム/空山基 『Arsham x Sorayama』
こんなにも調和し、こんなにも違う。
そんなコラボ、他にあるでしょうか?
空山基は、驚異的な写実力を武器に、人体と機械の美を追求した作品で、国内外で伝説的な存在となっているアーティストです。その名を世に知らしめた作品「セクシーロボット」シリーズ(1978年-)では、女性の人体美をロボットに取り込んだ表現で、その後のロボットのイメージ形成に大きな影響を与えました。1999年には、ソニーが開発したエンターテイメントロボット「AIBO」のコンセプトデザイン、2001年には、世界的ロックバンド、エアロスミスの「Just Push Play」(2001)のアルバムカバー、そして昨年はキム・ジョーンズと手がけたDIOR HOMMEとのコラボレーションも大きな話題となりました。(中略)
ダニエル・アーシャムは、1980年アメリカのオハイオ州で生まれ、現在はNYで活動をしているアーティストです。その作品は、「Fictional Archeology」(フィクションとしての考古学)というコンセプトに基づいた立体作品、ペインティング、インスタレーション、そしてパフォーマンスなどと多岐にわたります。(中略)世界中の数多くの美術館、国際展等で発表されています。また、空山に続くDIOR HOMMEコレクションを、今年の6月に発表したばかりです。
本展は、空山とアーシャムの初となるコラボレーション展となります。
空山基が生み出すロボットは、近代的・未来。
それに対し、ダニエル・アーシャムの部分は朽ちていて、古さや歴史を感じさせる。
しかしそれがコラボし、見事に融合しています。
古参と新参がうまく溶け合う組織のような。
あるいは異なる人種が手と手を取り合う平和の象徴のような。
スタジオ「2G」@渋谷パルコとは?
渋谷パルコ2階。
お店の奥にある1つのスペースであり、広いギャラリーではありません。
しかしこの2Gは、ファッションやトイとアートがコラボする、新しい可能性を感じるショップです。
まとめ
ダニエル・アーシャムの作品は私にとって、2018年に最も興奮したアートの1つでした。
再び彼の作品に出会えて嬉しい、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:2G | 渋谷PARCO(パルコ)
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1
会期:2019年11月22日 – 2020年1月8日
開演時間:10:00〜21:00
休館日:不定休
入場料:無料
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コウスケの日常
前々からやろうやろうと思っていたこと。
そういうのが、たくさんある。早くやらねば。