色と影と、腐敗と永遠と:ダニエル・アーシャム 「カラー・シャドウ」展@ペロタン東京(〜2018/6/30)





2018年はこの6ヶ月で、128展示を鑑賞しました。

アート大好きライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。

東京・六本木のペロタン東京にてダニエル・アーシャム 「カラー・シャドウ」を開催中(〜2018/6/30)。

ダニエル・アーシャム 「カラー・シャドウ」

別のギャラリーで同時開催のダニエル・アーシャム 「アーキテクチャー・アノマリーズ」@NANZUKA(渋谷)(上写真)は、真っ白な世界。
しかしペロタン東京での「カラー・シャドウ」は相反して、色味のある作品が中心です。

入り口にこそ、モノクロの作品がありますが、中へ入ると。

色のついた、どこかで見たことのあるようなキャラクターたちが。

しかしダニエル・アーシャム、実は色がわかりません。

私は色覚異常のために色がわからない。なので着色は、キアロスクーロ(陰影法)といって1点の光源から影を発生させて描く絵画の技法を応用し、影をグラデーションにみたててスタジオのスタッフと色を確認しながら行った。

色覚異常の現代アーティスト、ダニエル・アーシャムが2年ぶりに個展を開催│WWD JAPAN

 

壁や、ブロンズでできたクマが朽ちているのが気になります。
これは「古代の腐食した世界観」を表現しているのだとか。

中から結晶がみえるところに、時代の移り変わりや循環を感じます。

バッグは学生時代に実際に使っていたものから鋳造したのだが、鋳造の過程でオリジナルは壊れてしまった。だが、鋳造したことで思い出のバッグを半永久的に残すことができた

色覚異常の現代アーティスト、ダニエル・アーシャムが2年ぶりに個展を開催│WWD JAPAN

日本庭園に影響を受けた作品も

私の妻が日本人とのハーフなので、日本には10年近く前に初めて訪れた。その時、日本庭園を知って作品にしたいと思い立った。日本庭園は毎日手入れされているが、それはその日の一時的なものだと思われる。しかし、毎日行われているということは、半永久的とも捉えることができる。私の作品の“崩れそうで崩れない、壊れそうで壊れない”といった要素にこれがピッタリだった。

色覚異常の現代アーティスト、ダニエル・アーシャムが2年ぶりに個展を開催│WWD JAPAN

作品をみて「日本庭園」と聞けば、ハッとしますね。

まとめ

ここにいるとキーワードとして

  • 老い
  • 変化
  • 普遍
  • 思い出
  • ZEN

なんてものが浮かびました。
あなたはどうでしょうか?

ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。

展示名:DANIEL ARSHAM カラー・シャドウ
場所:ペロタン東京
住所:東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
会期:2018年5月23日(水)~6月30日(土)
開演時間:11:00~19:00
休館日:月曜・日曜
入場料:無料

コウスケの学び

ホラノコウスケ
朽ちる偶然性の美しさ。

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今日のひとこと

ホラノコウスケ
いきなり!ステーキが近所にできたらしい。
ステーキを食べる回数が増えそうだ。


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ABOUTこの記事をかいた人

講師、フリーライター。愛知県在住。 トニー・ブザン公認マインドマップ®・インストラクター、Points of You®認定トレーナーとして、「頭の使い方」を楽しく体験できるワークショップを開催。名古屋を中心に、全国で大好評。 またフリーライターとして、タウンワークマガジンなどのサイトに執筆。 詳細プロフィールはこちら