ふふふ。
アート大好きライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
東京のワタリウム美術館にて「理由なき反抗」展を開催中(〜2018年8月26日)。
「理由なき反抗」、私好みのテーマです。
キース・ヘリング、アンディ・ウォーホル、オノ・ヨーコ。
アーティストは闘っています。
私たちは?
「理由なき反抗」展@ワタリウム美術館
理由、理屈、理論だけではなく、私たちがもともと持っている直観、感覚、感性を手段とし闘う方が、有効なのではないのだろうか。
アートの歴史とは、自由への闘いの歴史である。アーティストは、慣習、体制、権力、困難な状況といったものに抗い、闘う。
本展では、ワタリウム美術館コレクションを中心に、15人の作家、約100点の作品を展示する。
それらの作品は、自由への闘い方を私たちに教えてくれる。
アーティストたちの生き方、闘い方はそれぞれであるが、共通しているのは、何者にも屈しない自由への心である。
「反抗」とは何なのか
子供の頃、親や先生の言われたとおりにするのが良い子だと教えられました。
でも今、大人になって思う。
本当にそうだろうか?と。
私は、そこにない意見・考えを出すことで選択肢・視野を拡げることに価値がある、そう考えています。
会議で皆が「Aだ」と言えば、BやCを探すことが重要だと思うのです。
それは、「反抗」が目的ではありません。
しかしそう見られることもあるでしょう。
いや、他人がどう思うか、その場に何が必要か、の前に。
私はどう思う?
何を感じてる?
それが他人と違えば「反抗」と受け取られるかもしれない。
良いか悪いかでなく、「違う」だけなのに。
でもそれが「私」なのです。
1923年初刊以来、アメリカの若き芸術家のあいだで熱狂的に読み継がれてきた芸術指南書『アート・スピリット』にこうあります。
ものの見方にはさまざまな方法がある。あるものを見て、それが美しいと思えたら、その見方が美しかったということになる。見えたとおりに描きなさい。
P.130
人は全体の一部として存在するのではない。われわれはそれが真実だと知っている。
P.278
人はみな違っている。人は違うことをし、違う人生を見る。教育は自ら生産するものである。質問を投げかけ、できるかぎりすぐれた答えを得ることである。
P.188
まとめ
人との違いで、自分を知る。
理由なき反抗は、自分を知ることの始まりかもしれません。
最後にもう一節。
自分の道を行くのは楽なことではない。受けた教育のせいで、われわれはつねに道から逸れがちになる。だが、この闘いには価値があり、ついに成功をかちえたときには喜びがある。結局のところ、目的は芸術を作り出すことではない。人生を生きることが目的なのだ。人生を十分に生きた人びとがあとに遺したものがあるとすれば、それが本物の芸術である。作品は一つの結果だ。それは自分の人生を生きた人びとの足跡である。
本『アート・スピリット』P.223
ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6(東京メトロ銀座線・外苑前駅より徒歩8分)
会期:2018年04月07日 ~ 2018年08月26日
開演時間:11時より19時まで [毎週水曜日は21時まで延長] 休館日:月曜日(7/16は開館)
入場料:大人1000円/学生800円/小・中学生500円/70歳以上の方700円/ペア券:大人2人1600円/学生2人1200円
私は?