目と目が合うと…。
1年で326展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
情熱大陸に出演、美しすぎる画家として話題となった画家・小松美羽さんをご存知ですか?
彼女の「小松美羽展 DIVINE SPIRIT~神獣の世界~」(〜2019/8/18)が開催されているのは、愛知県の一宮市三岸節子記念美術館。
そのとても貴重な展覧会に実際に行ってきたので、レポートします。
「小松美羽展 DIVINE SPIRIT~神獣の世界~」

さまざまな技法を使っての絵画表現、陶器への絵付けなど、独創的な美意識を刻み続けています。近年は「大和力を、世界へ。」のコンセプトのもと、聖なる世界の入口にいて、その見えない世界と人間の世界をつなげる存在であるという「神獣」・「守護獣」、どこか狛犬や龍をイメージさせる神獣を一貫して描き続けています。
「人間の魂を聖なる世界へと導くことができるような作品を描きたい」と語り、そのためには技術だけでなく、「祈りのレベルを上げていかねばならない」と語る小松美羽。若々しい感性と独創的な作品に宿る、小松美羽の想いや願いをご紹介します。
ここは、愛知県一宮市。
JR「尾張一宮駅」、又は名鉄「名鉄一宮駅」下車、そこからバスで15分の位置にある、一宮市三岸節子記念美術館です。
車でいくのが良いでしょう。
この場所で、話題の作家・小松美羽さんの作品が見られることに驚きです。
彼女の作品は、『新・風土記』が出雲大社に奉納され、また世界最大規模の博物館・大英博物館に『天地の守護霊』が所蔵される快挙も成し遂げています。
どれも神聖な生き物の世界を、独特な色彩感覚と高い表現力で描いています。
さぁ、美術館の中を覗いてみましょう。
実際の展示の様子

写真撮影スポットがあります。イマドキですね。
チケットを購入し(大人たった800円!)、二階へ。

狛犬が招き入れてくれる会場では、

迫力ある作品たちに、心を奪われます。

目が合い、ドキっとするんです。

市が運営している小さな美術館だからか、ただ作品が設置されているだけのシンプルな展示ですが、

だからこそ、小松美羽さんの作品の魅力が際立っているかもしれません。

可愛…い?

小松美羽さんは「美しすぎる画家」として注目を集めました。
しかし、作品には男性の荒々しさと、女性の繊細さが感じられます。

天変地異を、マクロとミクロの視点で見守る神のごとく。

屏風に描かれたものはど迫力。
神々しさが感じられ、しばらくその前を動けませんでした。

他にも、色を絞ったものや、

モノクロの作品もあります。

変わった形のキャンバスの作品もあります。

これは他の作品と比べ、色使いもユニークですね。
ライブペインティングも楽しめる

実は2019/6/29、小松美羽さん自身が会場でライブペインティングを行いました。
その様子を、会場では動画で見ることができます。
迫力のパフォーマンスです。

実際に制作された作品と場所に残された痕跡。
場からエネルギーがほとばしるようです。
京都の常寂光寺でもライブペインティングをしており、2019年8月25日まで展示されているようですよ。
まとめ
ぜひ、小松美羽さんの作品の前に立ってください。
パソコンやスマホの画面を通してみるのとは、全く違って見えます。
その質感や迫力に、あなたも圧倒されるでしょう。
小松美羽さんのライブペイントを目の前で見てみたくてたまらなくなった、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:一宮市三岸節子記念美術館
住所:愛知県一宮市小信中島字郷南3147-1
会期:2019年6月29日(土) – 8月18日(日)
開演時間:午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日、8月13日(ただし、8月12日(月祝)は開館)
入場料:一般800円、高大生400円、小中生無料
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