2020年のベスト5に入るかも!?
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
銀座のシャネルネクサスホールにて、『Bodyscore – the soul signature』ヤコポ バボーニ スキリンジ展が開催されています(〜2020/2/16)。
気が早いですが、きっと年末に振り返ったとき、2020年のベスト5に入る気がしている、素晴らしい内容です。
『Bodyscore – the soul signature』ヤコポ バボーニ スキリンジ展
作曲家でもあるバボー二 スキリンジの日本初個展となる今回の写真展では、「Bodyscore」シリーズを展示いたします。バボー二 スキリンジは2007年から実験的に人体に楽譜を書きはじめ、これが次第に彼の新しい作曲法へと変わっていきました。作品からは、作曲家が創作という形で感情を具体的に表現してゆく姿が感じられます。バボー二 スキリンジはこれらの写真を通じて、「自分の感情の動きを余すところなく伝えたい」と願っています。
紙と違い、人体は平らではありません。
その人体に楽譜を書くことで、人体からインスピレーションを受けて作曲しているというのです。
今回はその写真展。
いったい、どんな作品があるのでしょうか?
人体に楽譜を書いて作曲する
ここは東京・銀座のシャネル4階。
エレベーターを降りてしばらく進むと、不思議な写真展の世界が始まります。
息を呑む美しさ。
見惚れてしまうような作品ばかりです。
作家は語ります。
身体にいったん書くと、消すことはできません。そこには前にいるモデルへの深い敬意があります。
訂正したり、戻ったり、消したりできない。それは私の記譜法を完全に変えました。
体のいたるところを楽譜にし、
作曲しているのです。
書かれているモデルさんは、どんな気持ちだっただろう。
そちらにも、興味が及びました。
まとめ
一部、作品の前に立つとセンサーで、実際の目の前の曲が流れる仕組みのようです。
私が行ったときには、音楽は流れていましたが、そういうこととは全く知らず…。
3〜10歳までピアノを習い、13歳からギターを弾き、22歳から音楽CDショップで働いていた私。
また、「頭の使い方」として
- マインドマップ®
- Points of You®
などのワークショップを開催している私。
しかし、身体に楽譜を書くことで作曲するなんて思いも寄らない発想法。衝撃を受けました。
創造と美の海は広い。
そう感じた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:CHANEL NEXUS HALL
アクセス:銀座駅A13出口から徒歩1分、銀座一丁目駅8番出口からすぐ
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
会期:2020.1.15 WED – 2.16 SUN
開演時間:12:00 – 19:30
休館日:無休
入場料:無料