体調、心の状態、どうですか?
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
銀座メゾンエルメスにて、サンドラ・シント「コズミック・ガーデン」展が開催されていました。
都会のど真ん中、東京・銀座に、こんなに素敵な「ただボーッとできる空間」がありました。
サンドラ・シント「コズミック・ガーデン」展 (銀座メゾンエルメス)
![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2020/03/713C7091-A3A7-4C9C-BBC2-173E1705FA87-copy-1024x768.jpg)
1968年、ブラジルに生まれたシントは、星や結晶、波などをモチーフとして用いたドローイングを主に、空間と関わり合いを持つインスタレーションを数多く手がけてきました。(中略)
シントにとってドローイングとは、人々の体験や記憶、夢を共有するひとつの内省的な言語でありながら、時間と向かい合うひとつの重要な方法でもあり、瞑想や休息をも意味します。白や銀の細い線から描き出されるのは、荒れ狂う海、暴風雨や天空といった、人間の力の及ばない崇高さと結びつく光景ですが、ここでシントが問いかけるのは、自然の力による破壊や暴力そのものではなく、カタストロフや混沌といった状況に直面した時、私たち人間が感情と向き合う時間です。
本展では、宇宙を象徴的に表す青のグラデーションを用いながら、生命の流動や宇宙の時空を抽象的に重ね合わせたインスタレーション制作を行います。これらは、シントと親交のある何人かのアーティストたちとの共同作業によって行われますが、数日間にわたる作画は、ドローイングの反復的なリズムや波動が互いの瞑想の中で繋がりあい、空間へと共鳴してゆく特徴を生み出します。
水中と宇宙と砂漠、それがリンクした
![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2020/03/9DE28B73-A945-412E-8C8B-66CCB837E31B-copy-1024x768.jpg)
この青い水中?宇宙?を彷徨うとふと、
イスラエルの砂漠へ行ったときのことを思い出した。
![サンドラ・シント「コズミック・ガーデン」展 (銀座メゾンエルメス)](https://horano.jp/wp-content/uploads/2020/03/9B3B6C10-B7F0-426B-902B-D3EBBFF8030C-copy-1024x768.jpg)
何もない砂漠でまで、私は人目を気にしていた。
自分はどう見られているか、周りの人が何をしているのか。
![サンドラ・シント「コズミック・ガーデン」展 (銀座メゾンエルメス)](https://horano.jp/wp-content/uploads/2020/03/ECE419C5-E602-402D-9853-488A34AE86A8-copy-1024x768.jpg)
この「コズミック・ガーデン」でもやはり、人が気になった。
ボーッと、そんな自分に気づく、宇宙旅行。
公式動画でその様子がよく分かりますね。
開催情報
場所:銀座メゾンエルメス
住所:東京都中央区銀座5‐4‐1 8階
会期:2020.2.11~7.31
開演時間:月~土:11:00~20:00、日:11:00~19:00(最終入場は閉館30分前まで)
休館日:不定休
入場料:無料
ここから学べる発想のヒント
![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/03/261fb30e148f01d8a7b7752437b9edb5.jpg)
その他、おすすめアート情報
コウスケの日常
![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/03/261fb30e148f01d8a7b7752437b9edb5.jpg)