イスラエル博物館は、現代美術館、考古学館、死海文書館など、多くのウィングからなる巨大博物館である。ことに古代遺物に関しては、ルーヴル美術館や大英博物館などにも劣らない重要なコレクションを多数、収蔵している。
『ペンブックス19 ユダヤとは何か。聖地エルサレムへ』P.120
そのイスラエル博物館へ行ってきました。
場所はエルサレム。
とにかく巨大で、時間が足りないほどでした。
POINTS OF YOU®修行のイスラエル旅行記、今回は「イスラエル博物館」を紹介します。
目次
イスラエル博物館「考古学棟」は貴重なコレクションが膨大に
「博物館」らしく、歴史的な資料などが広すぎる館内に充実しています。
イスラエルにある唯一のミイラ(だったと思う)。
こちらは棺桶。立ってるけど。
歴史について無知な私でも、英語で書かれた解説があまりよく分からない私でも、これらの存在感、雰囲気に圧倒されました。
現代美術館も激アツ!
私の好きな現代アートも充実。
こちらは「No Place Like Home」(2017/2/25〜2017/7/29)という展示から3点。
二段ベッドだけど…あれあれ???
人間より大きなスプーン。ちょっと欲しい。
やたら派手な便器。
色よりも、隣とのが距離の近さが気になってしまった私。
一方こちらは、キリストをモチーフにした数々の展示から。
縦線だけで体を表現。
ちびまるこちゃんの顔の縦線を思い出す。
その他、デザイン系アートも多数。
なんとも言えない雰囲気の巨人と、可愛らしいドットの組み合わせも面白い。
庭園の貴重な展示も見ておきたい
実は庭園にも、ピカソやヘンリー・ムーアなど数々の作品があります。
こちらは、この庭園を設計したイサムノグチの彫刻作品。
あなたも見たことがあるかもしれない、あのロバート・インディアナの彫刻《LOVE》のヘブライ語版(!)もありました。
20世紀最大の発見、死海写本館にも行くべし
死海写本は(中略)紀元前3〜2世紀に筆写された、今日発見されている聖典のなかでも世界最古のヘブライ語聖典。イザヤ書や詩篇など600を超える巻物がほぼ完璧な形で残っており、世界の聖書学会に大センセーションを巻き起こした20世紀最大の発見とも言われている。
こんな貴重なものがあることにまったく気づかず、行けませんでした…。
『地球の歩き方 イスラエル 』でもイスラエル博物館のページでまず最初に紹介されているのがこの死海写本館。
ぜひ行ってみてください。
まとめ
大人でも迷子になるレベルの広大な敷地内。
まともに見ようと思ったら、4〜5時間(もっと?)はかかりそうです。
私は現代アートを一番見たかったのに順番的に最後になってしまい駆け足でしか見られず、おまけに死海写本館の存在も知らなかったという、なんとも残念な結果に…。
「ここだけは見たい!」など優先順位を決め、そこから先に見ていくのが良さそうです。
コウスケ(@kosstyle)でした。