美とユーモアの瞬間。写真展『ドアノーの愛した街パリ ROBERT DOISNEAU』(京都・祇園、〜2019/1/20)





パリってずるい。

ライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。

京都・祇園の何必館にて、ドアノーの愛した街パリ ROBERT DOISNEAU展を開催中(〜2019/1/20)。

パリを撮り続けたドアノーの作品はどれもオシャレすぎ。
そしてクスッと笑える瞬間が多いんです。

ドアノーの愛した街パリ ROBERT DOISNEAU展

ロベール・ドアノー は世界で最も人気のある20世紀を代表する写真家です。パリ郊外のジョンティイに生まれ、石版画を学んだ後、18歳頃より本格的に写真の世界に入ります。雑誌『ヴォーグ』や『ライフ』などに写真を提供し、短編映画の制作に携わる傍ら、生涯に渡りパリとパリに生きる人々を撮影し続けました。

雑踏の中を自由に歩き廻りとらえた数々の情景は、ドアノーの持つ洗練されたエスプリとユーモアで鮮明に写しだされています。カメラという機械を感じさせない彼の写真は、まるで一瞬のドアノー自身のまばたきであるようです。「写真は創るものではなく、探すものだ」というドアノーの言葉の中に、数々の作品を生み出していった彼の確たる姿勢が感じられます。

ドアノーの愛したパリ ロベール・ドアノー展

美術館の入口前にあるのは(上記)、《市役所前のキス》という有名な作品。
街は動いているのに、二人の時は止まっている。そんな素敵な写真ですね。

ユーモアある写真作品の数々

ロベール・ドアノー《ピカソのパン》(1952)何必館・京都現代美術館蔵

こちらも有名な作品。
パンがまるで手のように見えますね。

以前、東京のこちらの写真展ではポスターにも使われていました。

アートを自由に楽しむ方法!「たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ」@東京都写真美術館(〜2018/8/5)

2018.07.04

 

ロベール・ドアノー《斜めの視線》(1948)何必館・京都現代美術館蔵

こちらもとてもユニーク。
二人で看板か何かを見ているかと思いきや、男性の視線は…。

他にも多数、モノクロのパリを歩くことができます。

まとめ

美術館の中に、オシャレな庭園あり

私が好きなキーワード「オシャレ感」と「ユーモア」の両方が感じられる、素敵な写真展でした。

ドアノーは言います。

永遠から獲得した数分のうちの1秒

決定的瞬間のために、信じられないほど多くの写真を撮ったのでしょう。
そして彼が切り取った1秒から、私たちの脳内ではストーリーが永遠に広がります。

iPhoneの中にあるホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。

展示名:ドアノーの愛した街パリ ROBERT DOISNEAU展
場所:何必館
住所:京都府京都市東山区祇園町北側271
会期:2018/11/01 ~ 2019/01/20
開演時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日(ただし12月24・1月14日は開館)、12月28日~1月4日
入場料:一般:1,000円、学生:800円

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ホラノコウスケ
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昨年美術館で買い集めた、全ての図録をゆっくり眺めたい。
すべて見るのに何時間かかるだろう…。


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ABOUTこの記事をかいた人

講師、フリーライター。愛知県在住。 トニー・ブザン公認マインドマップ®・インストラクター、Points of You®認定トレーナーとして、「頭の使い方」を楽しく体験できるワークショップを開催。名古屋を中心に、全国で大好評。 またフリーライターとして、タウンワークマガジンなどのサイトに執筆。 詳細プロフィールはこちら