写真を撮りたくなる!
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
2020年。東京・渋谷での『永遠のソール・ライター』展は、新型コロナの影響で数日で中止に。
その後の京都も中止になっていました。
ところがこの2021年、なんと京都で開催されています!
東京で開催時、いち早く見た私が、その様子を紹介します。
京都もおそらく、ほぼ同じ内容でしょう。
『ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター』展
「私には哲学はない。私にはカメラがある」— ソール・ライター
(中略)
1950年代からニューヨークで第一線のファッション写真家として活躍し、1980年代に商業写真から退いた後、世間から突如姿を消しました。ほとんど知られていなかった写真家の展覧会がこれほどの反響を巻き起こした背景には、画家として出発し、天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と呼ばれた個性と才能がありました。(中略)
本展では、ニューヨークの膨大なアーカイブから、世界初公開作品を含むモノクロ・カラー写真、カラースライド等の作品をはじめ、豊富な作品資料やデジタル技術を駆使して、知られざる一面を紐解きながらソール・ライターの更なる魅力をご紹介します。
ソール・ライターの視点
残念ながら、写真撮影がほんの一部に限られていました。
上は、購入したポストカードと図録です。
赤い傘の写真がいくつもあり、とても印象的。
それは静かでしんみりとした場所に、パッと花が咲いたようです。
ソール・ライターの作品の前に立つと、彼のユニークな視点に気づきます。
同じ場に一緒にいたとしても、
- そこには気づかないかもしれない
- そういう見方はしないかもしれない
と思える、とてもユニークな視点にハッとさせられ、しかもそれが美しいのです。
見どころは?
それぞれの作品の「ソール・ライターの視点」に触れること、それが最大の見どころではないでしょうか。
そのために、様々な「仕掛け」があります。
ときどき壁に紹介されている、ソール・ライターの言葉。
それにもハッとさせられます。
重要なのは、どこである、何である、ではなく、どのようにそれを見るかということだ。
写真作品が壁にかけられているだけでなく、スライドショーの展示もあります。
すべて、ソール・ライター財団による膨大な作品資料のアーカイブ化作業から発掘された、世界初公開作品。
ソール・ライターの住んでいたNYのアパートメントの窓から見た風景や、大切にしていた調度品等の記録写真をライターの作品と共に投影し、あたかも彼の仕事場で鑑賞しているかのような空間でお楽しみいただける、Bunkamura会場限定のスペシャル映像コンテンツです。ぜひ、展示室にて全貌をお楽しみください。
これがまた、ずっと見てても飽きない。
思わず見とれてしまいます。
ここだけ、写真撮影ができました。
ソール・ライターにまつわるものが展示されています。
まとめ
これは、会場のすぐ外。
なんだか写真が撮りたくなる。
そんな写真展です。
鑑賞直後に新しくインスタアカウントを開設した、ホラノコウスケでした。
展示名:ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター
場所:美術館「えき」KYOTO
アクセス:京都駅ビル内ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
住所:京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下ル東塩小路町
会期:2021年2月13日~3月28日
開演時間:10:00~19:30 ※入館は19:00まで
休館日:
入場料:一般 1000円 / 大学・高校生 800円 / 小・中学生 600円
展示名:ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター
場所:Bunkamura
アクセス:「渋谷駅」ハチ公口より徒歩7分
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
会期:2020/1/9(木)~3/8(日) *1/21(火)・2/18(火)のみ休館
開演時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)、毎週金・土は21:00まで(入館は20:30まで)
入場料:一般1,500円、大学・高校生1,000円、中学・小学生700円
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