ギャップにビックリ!
アート大好きライター、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
「イギリスの著名なアニメーション作家の展示」と知り、「クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム」の展示へ行ってみました。
私の中の「アニメーション」のイメージは、ディズニーのような可愛らしいもの。
ところが。
そのイメージとは全く違ったんです。
美しすぎる岡崎市美術博物館
見てください、この建物。
こんなにも美しい美術館が愛知県岡崎市にあるのですが、場所が少し分かりにくいんです。
岡崎中央総合公園内の広い敷地に入ってからも、車で迷ってしまいました。
ただ、その苦労(?)のあとに見つけたこの美しい建物は、まるで砂漠のなかのオアシス。
そしてその中には…。
世界観が独特すぎる「クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム」
ギャップがすごいんです。
平成30年5月20日(日)まで行われているのは、「クエイ兄弟―ファントム・ミュージアム」。
世界には様々なアニメーションがありますが…。
クエイ兄弟によるアニメーションは、かなり独特な世界観なのです。
美しすぎる美術館のなかで、こんなにおどろおどろしい映像が流れているとは。
しかしそれも、美しい。
クエイ兄弟のアニメーション作品は、例えばこんな感じ。
だいたいタイトルが「Alice in Not So Wonderland」と、なかなかのひねくれよう。
嫌いじゃないです。
こんなにも独特な世界観を、兄弟で作っているというのもユニークです。
カンヌ国際映画祭の短編部門にノミネートされた『ストリート・オブ・クロコダイル』のほか、ミュージック・ビデオやCM、舞台なども手掛けています。
展示はアニメーションだけでなく、その原画やパペットなども見られます。
渋谷区立松濤美術館の様子を撮影した動画を見ると、岡崎市美術博物館での展示の雰囲気が分かります。
まとめ
とてもワクワクしました。
アニメーションに限らず、絵画でも彫刻でも音楽でも料理でも何でも、私は自分にない発想(アイデア)に強く惹かれるのです。
アーティストとは、他の誰かが思いつかない(やらない)ことをしているからこそ、その存在価値があるのではないでしょうか。
そういう意味で、クエイ兄弟の存在やその作品が世界で認められているのもよく分かります。
私もアーティストのような存在でありたい。
そういえば、元Yahooの副社長セス・ゴーディン氏による全米ベストセラー書『「新しい働き方」ができる人の時代 』に、こうありました。
私たちに残された道はただ一つ。「アーティストのように、才能を全開にして働くこと」です。この本でいう「アーティスト」とは、「豊かな発想を持ち、既存の枠にとらわれず、自由に、新しい価値を生み出していける人」すべてを指しています。
(中略)
大胆な提案をしましょう。「D評価をもらう」ことを目指してみるのです。まわりを型にはめようとする人たちが、眉をひそめるような新しいことをやりましょうP.30
それにしても、岡崎市美術博物館はよくクエイ兄弟を選んだな、と。
万人ウケするような、人が簡単に集まるような展示じゃないとこを攻めた、そのチャレンジ自体もアートだと感じます。
展示の詳細
場所:岡崎市美術博物館
会期:平成30年4月7日(土曜日)から平成30年5月20日(日曜日)
開演時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日 4月30日(月曜日・祝日)は開館、翌5月1日(火曜日)は休館
入場料:一般(高校生以上)1,000円/小・中学生500円
今回の学び
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今日のひとこと
コウスケ(@kosstyle)でした。