現代アートってよく分からない
そんな方へ。
2018年だけで326展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
愛知県の豊橋市美術博物館にて、『美術のみかた 自由自在』が開催されています(〜2019/3/24)。
私の大好きな国立国際美術館(大阪)のコレクションを愛知で見ることのできる、貴重な機会。
個人的に、このタイトルだけでもうグッと来ちゃいます。
アートはよく分からない?
分からなくてよいという「自由」が、アートにはあるんです。
『美術のみかた 自由自在』
1977年に開館した国立国際美術館は、現代美術を中心とする優れたコレクションで知られています。(中略)
豊橋市美術博物館に国立国際美術館コレクションから珠玉の作品がやってきます。現代美術の祖ともいうべきポール・セザンヌ、パブロ・ピカソを皮切りに、マルセル・デュシャン、アルベルト・ジャコメッティ、アンディー・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、イリヤ・カバコフ、リチャード・タトル、草間彌生、高松次郎、奈良美智、といった重要な45作家・55点をご紹介。「みること」をテーマに、平面・ 立体・インスタレーション・映像などの幅広い表現を「イメージと物質」「表層と深層」「可視と不可視」という3つの切り口から自由自在にみていきます。
難解といわれる現代美術ですが、そもそもそれは「芸術とは何か」 について問い直す営みでもあります。芸術への共通認識や価値観に飽き足りず、絶え間なく問うことにこそ現代美術の根幹はあります。
素晴らしいコレクションの数々
愛知県豊橋市に、素晴らしい作品たちがやってきたんです!
(写真は許可を得て、撮影しています)
右に見えるのは、あの草間彌生さんの作品、そして一番左は奈良美智さんですね。
ぜひ実際に目の前に立ってみてください。
そしてあなたの頭の中で何が起こるか、楽しんでみてください。
こちらも超有名な作品ですね。
こんなオシャレな作品もあります。
こちらはとても不思議な仕掛けがされているんです。
実物を見ないとわからないでしょう。
他にも…、
猫!が、キーボードを弾いています!
この作品のシリーズは、ここでも見た気が…。
「私の」現代アートの見方
ここまで見て、いかがでしょう?
現代アートってよく分からない。
そう思いますか?
分からないから、面白いんです。
理解しなくていい。
ウンチクを語らなくていい。
「自分が」それを見て、どう感じるか。何を考えるか。
その感覚を楽しむのが良いのだと私は考えます。
何をどう見ようが、自由なんです。
他者がどう評価しているかなんて、関係ありません。
正解なんて、ないのですから。
私は「分からないもの」に出会いに、美術館やギャラリーへ行きます。
アート巡りは探検。
未知の領域への旅。
豊橋市美術博物館に落ちてるダンボール。これも作品だなんて!
でもこれ、実は○○○るんです。
自分にはない発想、自分とは違う視点、自分とはかけ離れた感覚。
それらに出会った時の「違和感」が、自分の思考の地図を大きく広げてくれます。
分かること、知ってることと出会っても起こらない、脳に電流が走ったり、モヤモヤする感覚です。
数学の問題を解くことにはあまりワクワクしません。
決まった答えに辿り着こうとするのは、私にとって退屈なのです。
でもアートは違います。
正しいも間違いもない。
人生も、同じかもしれません。
ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
まとめ
場所:豊橋市美術博物館
住所:愛知県豊橋市今橋町3-1(豊橋公園内)
会期:2019年2月16日(土)~3月24日(日)
開演時間:9:00~17:00
休館日:月曜日
入場料:無料
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