あなたはどの柄が好き?
2018年だけで326のアート展をめぐったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
多治見市の岐阜県現代陶芸美術館にて、マリメッコ・スピリッツ展を開催中(〜2019/2/24)。
東京で開催されたときより広く、岐阜で初公開のものもあり、貴重な内容です!
さて、実際の展示内容は…?
マリメッコ・スピリッツ展とは?
マリメッコは、1951年にアルミ・ラティアによって創業されたフィンランドを代表するテキスタイルメーカーです。初期よりデザイナーやアーティストを招聘し、彼らに自由な創作の場を提供することで独創的なデザインを生み出してきました。(中略)
本展は、現在のマリメッコを牽引する3名の作家の代表作と共に、彼らが日本をイメージして制作した新作“JAPAN”を初披露するものです。さらに、マリメッコデザイン監修による茶室「真理庵」が会場に彩を添えます。日本の伝統的な茶室とマリメッコの革新的なテキスタイルデザインの融合は、これまでにない空間を創出することでしょう。フィンランドと日本の文化が出会い、触発し合う場を体感ください
なぜ、マリメッコは日本人にも人気なのでしょうか?
あなたはどう思いますか?
岐阜県現代陶芸美術館にマリメッコ!?
セラミックパークMINOに到着。
駐車場に車を止め、陶器が天井に埋め込まれた自然豊かな長い通路をまっすぐに進むと…。
ありました!
岐阜県現代陶芸美術館です。
入口前にさっそく写真スポットあり。
特に一番右の「ウニッコ」は、ザ・マリメッコ!というパターンですね。
さて、チケットを購入して中へ。
自然からインスパイアされた美しいデザインが、空間に浮かび上がっています。
マリメッコのための代表パターンが、3人のデザイナー×各4点展示されています。
またその原画やアイデアスケッチ、作家のインタビュー映像などを通して、三者三様の個性を紹介しています。
そこから、共通するマリメッコの精神が見えてきます。
そしてこちらが、本展の見どころの1つ。
日本に来たことのないフィンランド生まれフィンランド育ちのマリメッコの現役デザイナーが、「Japan」というテーマで制作したパターンの1つです。
日本人から見ると「ん???」という気もしますがしかし、桜が散っているのはまさに日本ですね。
他にも様々なパターンが展示されており、写真撮影OKです。
そしてこちらは東京の展示になかった見どころ、マリメッコデザイン監修による茶室 「真理庵」です。
茶碗等の道具、また内外壁、掛け軸もマリメッコのファブリックで制作されており、日本の伝統文化とフィンランドのデザインの融合が意外な空間を生み出しています。
中に入ることもできるんですよ。
マリメッコといえばフィンランド、フィンランドといえばムーミンですね。
こんな椅子も展示されています。
【まとめ】場所、時間、入場料など
マリメッコの鮮やかな色彩、「自然」にインスパイアされた形態、そしてシンプルさは、日本美術や禅に通じるものがあるかもしれない。
そう感じた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:岐阜県現代陶芸美術館
住所:岐阜県多治見市東町4-2-5 (セラミックパークMINO内)
会期:2018年11月17日(土)~2019年2月24日(日)
開演時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)
入場料:一般1000円、大学生800円、高校生以下無料
大阪(2019年7月)、山口(2019年4月)もありますよ、楽しみですね。
ここから学べる発想のヒント
合わせて見たい、3つのおすすめアート
フィンランドの理解がより深まります。
同じように自然とモチーフにしているのに、フィンランドとイギリスでは全く違うことが興味深いです。
東京では、こんな様子でした。
コウスケの日常
紙の本が読みやすくて好きだが、新幹線で読もうと思うと、荷物にならない電子書籍のほうが良い。
紙の本を買ったのに、結局また電子書籍版も買うはめに。
でははじめから電子書籍を買えばよいのだが、いやしかし紙の本が好きなんです…。