【感想】バスキア展:落書きが123億円!?こんなに素晴らしい作品が並んでいたんです

バスキア展




見ましたか!?

1年で526展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。

2019/11/17まで、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーでバスキア展が開催されました。
あの元ZOZOの前澤社長が123億円で購入した作品も展示された話題性もあって、行列ができるほど大人気でした。

素晴らしい作品がいっぱいでしたので、その模様を紹介しましょう。

バスキア展とは?

1980年代のアートシーンに、彗星のごとく現れたジャン=ミシェル・バスキア。わずか10年の活動期間に、新たな具象表現的な要素を採り入れた3,000点を超すドローイングと1,000点以上の絵画作品を残しました。その作品は、彼自身の短い人生を物語るかのように、非常に強烈なエネルギーであふれているだけでなく、20世紀のモダニズム美術の流れを踏まえ、ジャズやヒップホップ、アフリカの民俗や人種問題など、黒人画家ならではの主題を扱っています。そのため、没後ますます名声が上昇し、今や20世紀美術最大の巨匠の一人として確固たる地位を占めるにいたりました。(中略)

世界各地から集めた約130点の絵画やオブジェ、ドローイングで構成された、日本オリジナルで、日本初となる本格的な展覧会です。

[バスキア展 メイド・イン・ジャパン]

迫力・エネルギーに圧倒される

バスキア展

見ての通り、彼の作品からは、圧倒的なエネルギーがほとばしっています。

美術とは美しいものだとか、「上手い絵」がアートだと考えている人にとっては、バスキアの作品は「ただのラクガキ」「私でも描ける」と感じられるのでしょうか。

バスキア展

あなたはこれらの作品を、どう感じるでしょうか?
これがバスキアの作品じゃなかったとしたら、感じ方は違うのでしょうか?

あれっ?日本語が書かれています。

バスキアは「Yen」のようにバブル景気を迎えていた80年代の日本の世相を反映したモチーフや、ひらがなを作品に取り入れています。
日本でこれまで6回の個展・10のグループ展を開催したそうです。

ニューヨークのストリートから、123億の値がつく作品を描くまでになった彼は、何を思ってこの作品を描いたのでしょう。

バスキアの作品は私には、強いエネルギーを感じるとともに、どこか物悲しさが感じられました。
社会への想いなのか、孤独なのか。

まとめ

ここで紹介したのは、ごく一部。
ぜひ本↑で他の素晴らしい作品もチェックしてください。

あなたの心にもきっと何かが生まれるでしょう。

私はやはり、どこかに顔の描かれている作品が好きです。
会場でバスキアのエネルギーが私の心と身体にまでみなぎり、全力で走ったり叫んだりしたくなった、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。

展示名:バスキア展 メイド・イン・ジャパン
場所:森アーツセンターギャラリー
アクセス:日比谷線「六本木」駅1C出口より徒歩3分(コンコースにて直結)、大江戸線「六本木」駅3出口より徒歩6分
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階
会期:2019.9.21(土)~ 11.17(日)
開演時間:10:00~20:00(最終入館 19:30)
入場料:一般 2,100円、高校・大学生 1,600円、小・中学生 1,100円

発想のヒント

ホラノコウスケ
あなたのエネルギーを、どのように表現する?

その他、おすすめのアート情報

久門 剛史『らせんの練習』豊田市美術館

シンプルの美に、神経が研ぎ澄まされる。『久門 剛史 − らせんの練習』(豊田市美術館、〜2020/9/22)

2020.04.27
アートの映画おすすめ

【まとめ】Stay Home!美術館へ行く代わりに観たいおすすめアート映画12選

2020.04.26

自宅でアート映画!『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』:ニューヨーク市民がアートに操られる!

2020.04.24

コウスケの日常

ホラノコウスケ
久々にワークショップを「開催」ではなく「受講」できる。楽しみだ。
驚かせてくれるかな?

バスキア展

頭の使い方を身につけ、人生の選択肢・可能性を広げてみませんか?

マインドマップ®、POINTS OF YOU®の頭の使い方を身につけると、あなたの可能性がグッと広がり、もっと心豊かに生きられます。楽しいワークショップをまずは体験してみませんか?


ABOUTこの記事をかいた人

講師、フリーライター。愛知県在住。 トニー・ブザン公認マインドマップ®・インストラクター、Points of You®認定トレーナーとして、「頭の使い方」を楽しく体験できるワークショップを開催。名古屋を中心に、全国で大好評。 またフリーライターとして、タウンワークマガジンなどのサイトに執筆。 詳細プロフィールはこちら