この発想はなかった!すごい!
くだらないけど!
アート大好きライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
東京ドームシティのギャラリーアーモにて、イグ・ノーベル賞の世界展を開催中(〜2018/11/4)。
イグ・ノーベル賞とは?
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_9687-2-copy-1024x768.jpg)
「イグ・ノーベル賞」とは、1991年に創設された「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞で、”表のノーベル賞”に対して”裏ノーベル賞”とも言われています。授賞式は毎年秋に開催され世界的な話題となっています。これまでに日本人研究者も多数受賞し、大きな話題となりました。
本展覧会は、「イグ・ノーベル賞」を企画運営するサイエンス・ユーモア雑誌「風変わりな研究の年報」の編集者 マーク・エイブラハムズ氏の協力を得て制作される、世界初の「イグ・ノーベル賞」公式展覧会です。
たとえばこんな。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_8742-copy-1024x1024.jpg)
掛け時計ですが針が動かないので、砂時計で3分を図ることしかできないのだとか。
「何の意味があるの」とか、そういう野暮なことを言っちゃいけません。
こんなユーモアたっぷりの研究(?)について毎年、その授賞式をアメリカのハーバード大学で真面目に(?)行っているんです。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_6444-copy-1024x768.jpg)
本展では受賞作品だけでなく、イグノーベル賞自体を知ることもできます。
たとえば面白かったのは、Miss Sweetie Pooについて。
授賞式で受賞者は60秒間のスピーチを行い、そこで笑いを取ることを求められます。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_3075-copy-1024x768.jpg)
本展で、授賞式の動画を見ることもできる。
ところが年々、熱く語りすぎて制限時間を大幅に超過する者が増えたのだとか。
そこで導入された画期的なシステムが、Miss Sweetie Poo。
受賞者のスピーチが60秒を超えると8歳の少女が現れ、こう連呼するのです。
Please stop. I’m bored. Please stop. I’m bored.
(もうやめて。飽きちゃったわ。もうやめて。飽きちゃったわ)
これは皆が言いたいことを正直な子供が代弁してくれる、素晴らしいシステムです。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_8745-copy-1024x1024.jpg)
また授賞式ではステージに向かって聴衆が紙飛行機を飛ばすのが慣習になっています。
そのため本展でも紙飛行機が飛んでいます。
イグノーベル賞の一部を紹介
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_1288-copy-1024x768.jpg)
日本のニュースなどでも話題となったこちら。
非常時にガスマスクへと早変わりするブラジャー、素晴らしいアイデアのように思えます。
しかしそれを装着した姿はあまりに滑稽です。
いやしかし、命には変えられません。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_8270-copy-1024x768.jpg)
おならが出ることは、健康的なこと。
しかし生活をする上で、たしかに不便もあります。
それを解決してくれる、こちら。
おならの臭いを消すパンツです!
開発中、実際に試している様子を想像すると、思わず笑ってしまいます…。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_8794-copy-1024x1024.jpg)
柱にトーストがたくさん貼り付けられていました!
こちらは、トーストの焦げ跡がイエス・キリストに見える!?という研究。
人間の脳は「顔を見つける」ようにできている、という話です。
壁のシミが人の顔に見えたとか、そんな経験ありませんか?
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_6321-copy-1024x768.jpg)
朝の二度寝、気持ち良いんですよね。
目覚ましを止めて、あともうちょっとだけ。
でも寝坊、遅刻は怖い。
この目覚まし時計はなんと、逃げる目覚まし時計。
止めたいのに逃げるから、布団から出て追いかけ、なんとか止めたときには目が冷めている、というものです。
実はこれ、アマゾンなどで実際に販売されています。
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_9054-copy-1024x1024.jpg)
こんな「研究」も真面目に(?)行われ、不真面目に(?)発表されたのだから、面白いですね。
まとめ
![イグ・ノーベル賞の世界展](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/11/IMG_8846-copy-1024x768.jpg)
展示の仕方も工夫されていて、楽しいです。
真面目に不真面目な研究をしたくなった、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:Gallery AaMo | 東京ドームシティ
住所:東京都文京区後楽1-3-61
会期:2018年9月22日(土)~11月4日(日)
開演時間:平日:12:00~20:00、土日祝:10:00~18:00(最終入館は閉館の30分前)
休館日:無休
入場料:大人(高校生以上)1,400円、小人(小・中学生)900円
ここから学べる発想のヒント
![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/03/261fb30e148f01d8a7b7752437b9edb5.jpg)
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![](https://horano.jp/wp-content/uploads/2018/03/261fb30e148f01d8a7b7752437b9edb5.jpg)
月曜には行けるかな?