あなたが最も影響を受けた本は、何ですか?
年200冊を読む読書術 講師・アート好きライターの、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
上野の森美術館にて「世界を変えた書物」展を開催中です(〜2018/9/24)。
あなたも習ったことのある、ニュートン、ダーウィン、アインシュタインなどによる世界を変えた本。
その原書を見ることのできる貴重な機会というだけでなく、展示が凝っていて写真映えするユニークなインスタレーションです。
目次
「世界を変えた書物」展@上野の森美術館
もしコペルニクスが地動説を説かなければ、太陽は地球の周りを回り続けたかもしれません。もしニュートンが万有引力の法則を発見しなければ、もしダーウィンが生物の進化を体系化しなければ……。彼らは間違いなく、世界に対する認識を一変させた人類が誇る叡智です。そして、彼らの発見を広く世に伝えたものが書物なのです。そんな稀覯な初版本を目の当たりにする絶好のチャンス、それが『世界を変えた書物』展です。
門をくぐると…。
あなたも学生時代に習ったであろう書物について紹介されています。
そしてその先を見て、あなたも驚くことになるでしょう。
そびえ立つ「知の壁」に圧倒される
本、本、本。
美しい知の壁がそびえ立っています。
本を手にとることはできませんが、皆さん夢中で資料を見たり、写真を撮ったり。
ここには主に建築関連の美しい書物が展示されています。
あなたも本が好きなら、部屋の壁中を本棚にすることに憧れたことはありませんか?
「ここに住みたい」と思える、素敵な空間です。
そういえば子供の頃、家の大きな本棚には、絶対に読まないであろう分厚い詩集や英語の本などがありました。
今の私なら、父の気持ちが分かります。
そうだ、本は読むだけがすべてじゃない。
身近にあることが重要なのです。
小さなお子さんのいる方は、電子書籍ではなくあえて紙の本を自宅にたくさん置いておくと良いでしょう。
きっとお子さんも、本が好きになります。
私は本に囲まれていたから、本が好きなのだ。
そんな自分のルーツを思い出しました。
そしてそのトンネルを抜けると…。
知の森を探検する
13カテゴリーに分けられた、知の森。
先人が科学的発見、技術的発見の連鎖・ネットワークによって人類の文化を前進させてきたことが分かります。
その原書は単に重要な役割を果たした貴重な書物というだけでなく、美しく感じられます。
「無線・電話」のカテゴリーでは、
あのベルの「電話の研究」があります。
この本のおかげで、私たちは離れて暮らす友人・家族の声を聞くことができるのです。
単に貴重というだけでなく、美しさも感じられる本も多くあります。
展示は透明な板の上に原書、そして下には鏡があるため、本の美しい表紙も確認することができます。
デカルトの『方法序説』もこんなに美しいとは。知りませんでした。
ユニークな展示
単なる書物の展示会ではなく、飽きさせない工夫が見られます。
写真スポットもありますよ。
グッズもほしくなる
ユニークなグッズがいくつも販売されています。
- オリジナルトートバッグ
- オリジナルアンブレラ
- A4ファイル
- チケットホルダー
- レザーブック&ノート
- 風呂敷
- タブロイド
などなど。要チェックです。
かかる時間、混雑状況は?
私は平日の13:16〜14:00の44分滞在。
人は多いのですが、入場規制などはありません。
一つ一つをじっくり見ようとすると、並んだりする必要もありますが、空いているところから見たり、遠くから眺めたりする程度なら問題のない混み具合でした。
まとめ
小難しいことを知らなくても、読まなくても、無料で貴重な本に囲まれる体験のできる、素敵な展示です。
今後の読書について、ちょっと本の見方が変わるかもしれない、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園 1-2
会期:9月8日 (土) 〜 9月24日 (月)
開演時間:午前10時〜午後5時(最終入場閉館30分前まで)
休館日:会期中無休
入場料:無料
そして、あなたを変えるのも書物です。
9/24(月祝)、あなたも新しい読書術を体験してみませんか?
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コウスケの日常
ゲームをやる側から作る側へ、音楽を聞く側から演奏側へ、ブログを読む側から書く側へ、セミナーを受ける側から伝える側へ、アートや写真展を観る側から開催側へ。
本も、読み手から書き手にまわらなきゃな。