時代を刺激し続けた人の言葉に、感電死。
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて、『石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか』が開催されています(〜2021/3/19)。
言葉に、作品に、揺さぶられる展示です。
東京都現代美術館で開催中の『石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか』は大人気。
2/14で終わってしまうため予約チケットは取れず、当日も大行列。
しかしギンザ・グラフィック・ギャラリーは2021/3/19まで開催中です。
目次
『石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか』
石岡瑛子(1938-2012)は、1960-70年代の東京で、資生堂、パルコ、角川書店などのアートディレクター(AD)として、広告界にセンセーションを巻き起こし、当時世の中にある「女性」のイメージをことごとく覆し、1980年代の「女の時代」到来の布石を打ちました。(中略)
特に、70年代、最も熱いメッセージを送り続けた一連のパルコのポスターは、カメラマン、コピーライター、モデル等との親密でありながら、緊張感みなぎるコラボレーションにより、世界も驚くほどの表現水準に高まり、広告の領域を超えて強烈なアートとして時代を彩りました。
本展は石岡瑛子のデビューから1980年代のニューヨークへ渡るまでの日本の仕事に焦点を当てます。前期は資生堂やパルコなどの広告キャンペーンの名作を中心に、後期は映画や演劇のポスターを始め、今まであまり見る機会がなかったグラフィック・アート作品なども厳選してご紹介します。
「”Timeless” “Originality” “Revolutionary”」
生前、石岡がマントラのように唱えていたことば、「ORIGINARITY」、「REVOLUTIONARY」、「TIMELESS」。半世紀近い時を超えてなお、これら石岡瑛子の革命的な創造精神の破片は、私たちの心を激しく揺さぶりながら、確信を持って「目覚めなさい」とささやいています。
入り口を入る前に驚くのは、目の前に広がる「赤」の世界。
石岡瑛子さんの生き様である「言葉」を、じっくり旅することができます。
いつでも自分が何を主張したいのかをスタートラインに置く
メッセージは常に時代の中で刺激的でなければならない
生きることは、表現すること。
デザイナーでなくても、私たちは毎分毎秒なにかを世界に表現しています。
言葉で、しぐさで、表情で、血で。
石岡瑛子さんが手掛けた、マイルス・デイヴィスのジェケットや、パルコのポスターも展示されています。
俺はサバイブできるか?
目覚めろ、俺。
ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
展覧会の詳細
場所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー
アクセス:銀座線、日比谷線、丸ノ内線「銀座」駅から徒歩5分
住所:東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
会期:2020年12月04日(金)~03月19日(金)
開演時間:11:00am-7:00pm
休館日:日曜・祝日
入場料:無料
ここから学べる発想のヒント
その他、おすすめアート情報
コウスケの日常
無駄なものを削ぎ落とす。
何かを変えたくて。
“Revolutionary”か?
”Timeless”か?