3〜16歳までサッカーをしていた、ホラノコウスケ(@kosstyle)です。
サッカー日本代表が惜しくもベルギーに負け、2018ワールドカップを終えました。
何が足りなかったんでしょうね?
西野監督の試合直後のこの言葉に、全てを出し切ったことが感じられます。
彼らの人生すべてをかけているような、気迫を感じました。
本当に素晴らしいプレーをしていました。
…それでも、勝てませんでした。
ここから我々も、仕事や人生について学ぶことがあります。
1. シュートを打たなきゃ勝てない
サッカーは、シュートを打たなきゃ勝てません。
どんなにすごいパス回しをしても、どんなにボールを支配していても、それだけではダメなのです。
ベルギー戦で得点を決めた原口選手・乾選手が、あの場面でシュートを選択したことが素晴らしい。
他の選手なら、打たなかったかもしれません。
FIFAのツイッターは乾選手のゴールを「気絶させるほどの一撃」と動画を添えて紹介しています。
A small consolation for Takashi Inui as #JPN exit the #WorldCup, but this stunner is in the running for @Hyundai_Global #WorldCupGOT 👌 🇯🇵
🎥 Highlights 👉 https://t.co/LOdKDX2Cwn
📺 TV listings 👉 https://t.co/xliHcxWvEO pic.twitter.com/UDOA9jmZuv— FIFA World Cup 🏆 (@FIFAWorldCup) 2018年7月2日
とはいえ、勝ったベルギーのほうがシュート数で上回っていました。
ベルギー代表のシュート最多はルカク選手の6本、2位はアザール選手の3本です。
一方、日本代表は1位が乾選手の3本、2位は本田選手の2本です。
数を打てば良いってもんじゃない。
そういう意見もあるかもしれません。
けど、シュートを打たなきゃ勝てません。
仕事も人生も、待っていては勝てない。
もっとシュートを打たなきゃ。
そう思います。
2. 常識にとらわれない大胆さ
今回のワールドカップ。
日本はポーランド戦で、西野監督の采配・2つのギャンブルが話題となりました。
1つ目は試合中。
このまま0-1なら負けても決勝トーナメントに行ける情勢になったことから、西野監督は選手に時間稼ぎのパス回しを指示したこと。
これが世界中から大批判を浴びたのです。
しかし、負けるが勝ち。
日本代表はその場の批判や勝ち負けよりも、大切な目標を意識していました。
歴史をつくる
日本代表として初のベスト8に進出することが、大きな目標だったのです。
かなり難しい決断だったでしょうが、西野監督は常識にとらわれませんでした。
外から見れば賭けに見えますが、彼の頭の中でのベストな選択だったのです。
もう1つ、運命のポーランド戦にもかかわらず、先発メンバーを6人も入れ替えたことも驚きでした。
ここまでサブメンバーだった槙野智章、酒井高徳、山口蛍、宇佐美貴史、岡崎慎司、武藤嘉紀を、先発に抜擢したのです。
なぜうまくいっているメンバーでいかないのか
そんな批判もありました。
しかし西野監督は、選手の疲労など考慮。フレッシュな選手を起用しました。
まだ進むとも決まっていない、次の試合にベストメンバーで望むことを見据えていたのもありそうです。
様々なデータや考えを総合して、西野監督はリスクをとって自分の答えを出しました。
「常識」や多くの人が選びそうな答えではなく、自分の考えた答えを。
3. 頑張ってもダメなことがある
勝負の世界は、結果が大事。
頑張った
なんて言ったって、他のチームも頑張っているのです。
冷静に考えれば、ベルギー戦まで3試合で1勝1敗1分。
日本はたった1試合しか勝っていなかったのです。
一方、ベルギーは3戦3勝。
そのFIFAランキング3位のベルギーに、61位の日本が善戦したのは本当にスゴイ。
一発勝負ですから、何が起こるかわからない。
ベルギーから2点取ったときには「勝てるかも!」と思いました。
それでも、勝てなかった。
頑張っても、ダメなことがある。
そういうことです。
頑張っても無駄だということではありません。
相手(ベルギー)との力の差や、うまくいかないこともあると認めることが大事だと感じます。
人生も、どれだけ頑張ったってうまくいかないことがあります。
でも、うまくいくときがあるのも人生じゃないですか?
まとめ
ないものを探していくサッカーではなく、今日日本が2点取ったことに象徴されているように、日本人がどのように身体が大きい相手、スピードのある相手と戦っていくのか。それをうまく次にいかせるワールドカップになったと思う。
ベルギー戦後に、本田選手がそう言いました。
できない理由を並べて言い訳するのではなく、できる道を探す。
「ワールドカップで優勝する」と言い続けた本田選手らしい考え方です。
観戦していて、思いました。
最近、あんなにも本気に、必死になったことがあるだろうか。
泣くほど悔しい思いをしたことがあるだろうか。
よく聞く「勇気と感動をもらいました」は薄っぺらくて嫌いなので言いません。
ただ、選手の「本気」と西野監督の采配にシビレた、ホラノコウスケ(@kosstyle)でした。