2018年だけで326展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
東京都写真美術館にて、第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」が開催されています(〜2019/2/24)。
こんなにユニークな作品の数々を、無料で鑑賞できるんです!
第11回恵比寿映像祭「トランスポジション 変わる術」
2019年、恵比寿映像祭は、視点を変え、
未来をひらいて参ります。恵比寿映像祭は、平成21(2009)年の第1回開催以来、年に一度恵比寿の地で、展示、上映、ライヴ・パフォーマンス、トーク・セッションなどを複合的に行なってきた映像とアートの国際フェスティヴァルです。映像分野における創造活動の活性化と、映像表現やメディアの発展をいかに育み、継承していくかという課題について広く共有する場となることを目指してきました。
第11回開催となる今回は、ポジティヴに「変わる」ことを目指すテーマをかかげました。
一部、定員制のプログラムは有料ですが、多くの作品は無料で見ることができます。
特に気に入った作品ベスト3
まず、一番気に入ったのはこれ!
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ユニヴァーサル・エヴリシング《トライブス》です。
私は人混みが苦手。
酔うんです。
東京の横断歩道では、人の後ろにピタッとついて歩くことにしています。
無駄なストレスを避けるために。
人混みが苦手。
でも、自分も人混みの中の一人。
人に迷惑をかけながら、かけられながら、生きている。
この映像は、人混みを見ても、一人を見ても、面白い。
実際に見ると、驚くと思います。
さて次は。
環境問題をテーマにした児童文学書「鉄の女」についてのワークショップの様子。
子どもたちの自由な議論に、ドキッとします。
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地主麻衣子 《わたしはあなたの一部じゃない》という作品です。
枝ごと弄ばれているような、
ひとひらの桜花。
思い出すのは、
ダウンを着て桜を撮影した日。
あれ、誰と行ったんだっけな。
以上3つが、私のお気に入り。
正直言うと、もっと好みの作品がありました。
でも写真撮影NGだと、私の脳からどんどん消えていくのです。
他にも多数の作品あり
ここは、恵比寿ガーデンプレイスセンター広場。
屋外にある、移動サーカス小屋の中に、なぜか懐かしさを覚えるような映像が流れています。
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亡くなった人と、話したいですか?
これは、市原えつこ《デジタルシャーマンプロジェクト 》。
亡くなった人がロボットに憑依し、49日間を家族と過ごすことができるというもの。
宗教でなくテクノロジーで身近な死を弔うアイデアは面白い。
しかし結局、別れを先延ばしにするだけかもしれません。
まだまだロボットやAIには気を遣います。子供や老人と話すよりも。
超自然に振舞ってくれるようになった時は、ロボットとの別れも辛くなるのでしょうか。
他にも、ユニークな作品ばかりです。
まとめ
ここで紹介していない作品も多数ありますが、すべて無料で鑑賞できます。
こういうものが頻繁に開催されているのを見ると、東京に住みたくなる(しかし人混みが苦手だからやっぱり無理)、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:東京都写真美術館
アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩約7分
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
会期:平成31(2019)年2月8日(金)~2月24日(日)
開演時間:10:00 〜 20:00 (最終日は18:00まで)
休館日:2/12日(火)、18日(月)
入場料:無料