北欧デザイン、好きですか?
ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
岐阜県現代陶芸美術館にて、デンマーク・デザイン展が開催されています(〜2018/6/17)。
こんな様子でした。
岐阜県現代陶芸美術館、そしてデンマーク・デザイン展とは
東名高速の多治見IC、または東海環状自動車道の土岐南多治見ICから車をもうしばらく走らせると、セラミックパークMINOがあります。
無料で312台収容の大きな駐車場をもつその敷地内に、岐阜県現代陶芸美術館があります。
美しい緑のなか、陶芸美術館らしく陶器の破片のトンネルをくぐって歩きます。
ガラスに赤のデザインがクールですね。
今回のデンマーク・デザイン展は、
- アルネ・ヤコブセン
- ウェグナー
- フィン・ユール
などに代表されるミッドセンチュリー家具の傑作から、現代の製品までおよそ200点を紹介。
デンマーク・デザインの歴史とその魅力に迫る展示です。
時代を超えて親しまれるミッドセンチュリー家具。
それは、今日における幸福度指数が極めて高いデンマークという国の姿を反映したものでもあるといいます。
真に豊かな暮らしとは何か?
ワクワクしながら、中でそのヒントを探してみましょう。
たくさんの椅子をはじめ、美しいデンマーク・デザインの数々
そうそう、レゴもデンマークですよ。
- 第1章 国際的評価を得た最初のデンマーク・デザイン
- 第2章 古典主義から機能主義へ
- 第3章 オーガニック・モダニズム-デンマーク・デザインの国際化-
- 第4章 ポストモダニズムと現代のデンマーク・デザイン
という構成のなか、私が興奮したのは第3章にあるパントンチェアのスペース。
写真撮影NGだったのですが、パントンチェアというのはこんな椅子です。
とにかく美しい。
背もたれから脚まで一体化しています。
硬い素材ですが意外と座りやすく、重ねて収納できるのも良いところ。
それまでは職人技で作られ、心落ち着く製品が多いのですが、このパントンチェアは科学技術を用いた当時の最先端。
ビビッドな色使いで可愛らしく、1960年代のポップカルチャーからインスパイアされてヴェアナ・パントン氏が作りました。
現在ではデザインの意匠権の期限が切れているため、リプロダクト品として合法コピー製品が安く売られています。
たとえばこちら。
【送料無料】パントンチェア★ヴェルナー・パントンの名作デザイナーズチェア!プーカ インテリア イス チェア パーソナルチェア 1人掛け 新生活 一人暮らし 家具 おしゃれ pooka
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正規品は、Vitra社のものです。
価格は当然リプロダクト品より高いですが、作りと安心感が違います。
展示の焦らしがすごい
あなたもここへ来たらきっとモヤモヤするでしょう。
この展示、焦らし方がすごいんです。
たくさんの椅子が展示されていますが、触れてはいけません。
目の前に美しい椅子がたくさんあるのに、座ることができないんです。
あぁ座ってみたい、座ってみたい…。
見るだけで、座れない。
見るだけで、座れない。
あぁ…。
その限界に達する直前!
最後の最後にありました!座っても良い椅子が!
椅子以外にも、ロナン&エルワン・ブルレックのテキスタイル・タイルも展示されていました。
まとめ
デンマークは私にとって、中1の頃にサッカー大会のため遠征した思い出の地(0勝9敗1分でしたが)。
まさか大人になって北欧デザインに興味をもつとは。
ミッドセンチュリーが好きなので私の部屋にはこれらがあるのですが、
そろそろパントンチェアを買おうかな?
いや、その前にネルソンクロックがほしい。
いや、その前に部屋を片付けないと…。
ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:岐阜県現代陶芸美術館
住所:岐阜県多治見市東町4-2-5(セラミックパークMINO内)
会期:2018年4月21日(土)~ 2018年6月17日(日)
開演時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分 まで)
休館日:月曜日
入場料:一般900円(800円) 大学生700 円(600円) 高校生以下無料