あなたが最後にアートを見たのはいつ?
1年で536展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
コロナで企画展ができなくなった愛知県の岡崎市美術博物館にて、なんと意外なコレクション展を開催しているんです。
それが、収蔵品展「贅沢な対話」(〜2020/7/12)。
収蔵品展「贅沢な対話」
この美しすぎる美術館のなかに、どんな展覧会が行わているのでしょうか?
ごく少数を厳選して展示することによって、資料ひとつひとつと向き合い、対話をするようにご鑑賞いただく機会として本展を企画しています。
通常の展覧会では、空間を区切り、時には数百点におよぶ資料を展示しています。しかし、本展では、仕切りを極力減らした広い空間に数点~十数点の資料を配置することにより、思い思いの距離で資料をご覧いただけます。
いいですねぇ。
「他のお客様との距離をとって下さい」なんて言うのではなく、そもそも作品数を少なく、距離を遠くすることで、客同士が密にならない。
それを、「数を厳選したので、ひとつひとつと対話をするように向き合いましょう」だなんて。
素晴らしいアイデアです。
このクールなエスカレーターを降りると、会場があります。
1つの作品と10分の対話
えっ。暗い。
あの爽やかで美しい透明立方体の建物と、この真っ暗闇のギャップ。
緊張するくらいの暗さです。
少し明るいところに来たかと思ったら。
ただただ、神々しい。
見つめ合った。10分も。
吸い込まれた。意識も、心も。
実はこの日、私の誕生日でした。
ここで私の脳内で、この1年の懺悔と次の野望が語られました。
さらに奥へ進むと…。
こんな広い空間です。
これまた素晴らしい作品。
ここでもしばらく作品と対話しました。
そしてもう一度、前の作品へ戻りました。
気になってしょうがなかったんです。
これなんて、実際に目の前に立たないと、この作品の雰囲気・質感は分からないでしょう。
静かにゆったりとアートと自分に向き合える、極上の空間。
久々にアートに夢中になることができた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
詳細情報
場所:岡崎市美術博物館
会期:令和2年6月2(火曜日)~7月12日(日曜日)
第1話 リ・バース 6月2日(火曜日)~6月14日(日曜日)
第2話 えん―円・縁― 6月16日(火曜日)~6月28日(日曜日)
第3話 光は水のよう 6月30日(火曜日)~7月12日(日曜日)
開演時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:毎週月曜日
入場料:無料
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