これは嬉しい!
1年で326展のアートを巡ったライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
名古屋・栄のケンジタキギャラリーにて、塩田千春展が開催されています(〜2019/10/12)。
東京では大行列で何十分も待たないと見られない塩田千春さんの作品を、名古屋では静かに鑑賞できるんです。
その一部を紹介しましょう。
塩田千春展(ケンジタキギャラリー名古屋)
塩田千春さんといえば、大量の赤い糸をイメージする人も多いでしょう。
生と死という人間の根源的な問いに向き合いながら、ベルリンを拠点に活動をされています。
いま東京の森美術館で大人気のほか、瀬戸内国際芸術祭にも出展されています。
その塩田千春さんの作品を、なんと名古屋・栄で見られるんです。
ケンジタキギャラリー東京でも開催されていましたが、名古屋はそれと違う作品ばかり。
しかも二つもインスタレーションがあり、見応え充分です。
塩田千春展@名古屋のオススメの作品
入り口の扉をあけると…。
いきなり塩田千春さんの世界観へ連れて行かれます。
東京のGINZA SIX吹き抜け、あるいは森美術館のインスタレーションに似ており、名古屋で見られて感激。
二階にも沢山の作品があります。
本が無数の糸に閉じ込められてる作品。
黒もあります。
これを見てふと、
大切なのに、自宅で蜘蛛の巣が張っている本は?
と問いが立ちました。
すぐ思い出したのは『THE ART SPIRIT』。
久々に再読しよう。
ここにも舟のような作品がありました。
気を緩めたら、滝つぼに飲み込まれてしまいそう。
これらはなんだか、内臓を彷彿とさせます。
独特のセンスで、それを大切に大切にしているかのよう。
2階の奥には、インスタレーションもあります。
影も含めて、この空間をつくっているように感じられます。
あなたはここを彷徨い、何を感じるでしょうか?
まとめ
どの作品も、見とれてしまう美しさと、心揺さぶられる「何か」があります。
名古屋で体験できるのは、貴重な機会です。
もう一回行くかも?な、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:ケンジタキギャラリー名古屋
アクセス:地下鉄名城線「矢場町」から徒歩8分
住所:名古屋市中区栄3-20-25
会期:2019年8月24日(土)- 10月12日(土)
開演時間:11:00 – 13:00 / 14:00 – 18:00
休館日:日、月、祝
入場料:無料