美しさと怖さ。古代と現代。違和感と調和。
アート大好きライター・講師、ホラノコウスケ(@kosuke_art)です。
東京・六本木のオオタファインアーツにて、チェン・ラン「The Lament: Mountain Ghost」を開催中(〜2018/11/24)。
あなたは、どう感じますか?
チェン・ラン「The Lament: Mountain Ghost」
中国・杭州で活動するアーティスト、チェン・ランの日本初個展「The Lament: Mountain Ghost」を開催いたします。西洋のポピュラーカルチャーを切り口とした、映画さながらの美しさを持つビデオ作品でよく知られるチェン・ランですが、今展では展覧会と同名の新作ビデオ作品を紹介いたします。古代中国の審美感覚、現代を生きる若者の舞、上海の都市風景と電子音楽が複雑に重なり、見るものを魅了します。(中略)
本ビデオ作品の制作のもととなった中国古代の詩人・屈原は、自己を顧みることなく国の行方を必死で考えた情熱の人物として有名です。古代詩を通じて現代の感覚を研ぎ澄ませていくチェン・ランの独特の世界観を、ぜひご高覧ください。
”The Lament”は、人の死に対する悲しみを歌った歌のことでしょうか。
会場には、映像以外にも、音楽にまつわるものが置かれています。
違和感ある調和
不思議な美しさのある映像です。
美しいような、ちょっと怖いような。
なぜだか、先日みたムンク展を思い出します。
なめらかなダンス。
そして、体のところどころには別の映像が映る、違和感ある調和。
思わず見とれてしまいます。
まとめ
違和感あるものには、思わず注目してしまいます。
しかし違和感といっても、不快なわけではない。
ぼーっと眺めてしまう、不思議な作品です。
忙しくないのに、忙しく感じる。
そんな私には良い時間だったと感じた、ホラノコウスケ(@kosuke_art)でした。
場所:OTA FINE ARTS
住所:東京都港区六本木6-6-9ピラミデビル 3F
会期:2018年10月13日(土) – 11月24日(土)
開演時間:11:00-19:00
休館日:日・月・祝
入場料:無料