I love you.
大坂なおみ選手は女子テニスの全米オープン決勝前、対戦相手のセリーナ・ウィリアムズへのメッセージとしてそう言ったから驚きです。
セリーナは大坂にとって憧れの存在。
四大大会の決勝でセリーナと対戦することは、大坂の夢だったのです。
その大舞台で大坂は強い精神力を発揮し、憧れのセリーナを下して日本テニス史上初のグランドスラムチャンピオンに輝きました。
しかし、その道は平坦ではありません。
大坂なおみがプレッシャーに打ち勝って全米オープンで優勝できた3つの理由を紹介します。
テニスをほとんどしたことのない講師・ライターの私ホラノコウスケ(@kosstyle)にも、学ぶことがありました。
目次
1. 身近にいつも、ポジティブな声をかけ続けてくれる人がいる
一番大切なのは、我慢
インタビューでそう語った、大坂なおみ選手。
過去には試合中に泣き出したこともあるくらい、精神的な弱さが課題でした。
それが変わったのは、その後コーチとなったサーシャ・バイン氏の存在です。
彼は、試合中も声をかけます。
大坂なおみ:「もう試合を続けたくない」
サーシャ・バイン:「君ならできる。あんなに練習してきたじゃないか」
実際にその後、BNPパリバオープンでは初優勝したのです。
いつも近くに応援してくれる人がいる。
ポジティブな声掛けをしてくれる人がいる。
これはテニスに限らず、生きる上でとても重要なことのように思います。
私たちは誰と付き合うか、ある程度選ぶことができます。
あなたには、周りにポジティブな声掛けをしてくれる人がいますか?
そしてあなたは、周りへいつもポジティブな声掛けをしていますか?
2. 自分自身にポジティブな声を掛ける
全米オープン、女子シングルス決勝。
大坂なおみの対戦相手セリーナ・ウィリアムズはラケットを破壊するほど、感情をあらわにする場面がありました。
一方、大坂はミスをしたりプレッシャーのかかる場面でも、セリーナとは大きく違いました。
印象的なのは、大坂が独り言を言っていたこと。
自分自身に何かを言い聞かせているようでした。
この試合、コーチが選手の近くで指示できないルールのため、サーシャ・バイン氏からポジティブな声掛けを受けることができません。
だから彼女はおそらく、自分で自分にポジティブな声掛けをしていたのではないでしょうか。
それは良い意味で、自分自身を洗脳する行為。
あなたは自分をポジティブに洗脳していますか?
ネガティブな洗脳をしていませんか?
3. 笑顔・ガッツポーズで自分をポジティブにする
「勝つためには?」
セリーナとの決勝前に記者からそう聞かれ、彼女はこう答えました。
自信を持ち続けることだと思います
しかし自信を持つためには、どうしたら良いのでしょうか?
彼女は試合中、うまくいったときに力強いガッツポーズをしていました。
これは集中力を保つルーティーンなのだとか。
自信をより強くする効果もありそうです。
また、ミスしたあとに無理やり笑顔を作った場面がありました。
ネガティブになりそうなとき、笑顔を作ることで自分自身を取り戻していたのです。
ポジティブなときは、ガッツポーツでそれをより強く。
ネガティブなときは、あえて笑顔を作ってポジティブに。
大坂はこのように、体を使って心をコントロールしていたわけです。
まとめ
今後10年、テニス界の世界的な顔になる
アメリカのフォーブス誌が、大坂なおみをこう称賛しました。
彼女から私たちが学ぶことは、他にも色々とありそうです。
優勝後に今一番したいことを聞かれて「抹茶アイスクリーム食べたい」と即答したあの天真爛漫さからも自分の足りない部分を学んだ、ホラノコウスケ(@kosstyle)でした。