「今日も残業。いつ帰れるんだろ…」
「最近いそがしくて寝不足だよ…」
「え?毎日残業なんて当たり前だよ」
そんなあなたにぜひ読んでいただきたいのが、本『成果を増やす 働く時間は減らす 高密度仕事術』。
私はサラリーマン時代、無茶な締切の仕事を受け、夜中まで帰れない日を繰り返す時期がありました。
しかしフリーランスとなった現在。今度は自由なせいで、夜中までダラダラ仕事してしまうことも…。
本書の著者で習慣化コンサルタントの古川武士さんはこう言います。
長時間残業と生産性の低さは、働き方の習慣の結果である
P.4
あなたも本書を機に、私と一緒に働き方の習慣を改善してみませんか?
今日は本書から、働く時間を減らし、成果は増やす3つの方法を紹介します。
1. 残業よりも翌朝へ回す
生産性が低い人は、「やるべきことが終わるまで残業!」を繰り返します。すると残業がどんどん増えていき、夜更かしによる寝不足の結果、日中はボーッとした状態で仕事に取り組み、ますます残務が累積するという負のスパイラルにはまっていきます。
生産性が高い人は、退社時間までに仕事が終わらない場合、「朝早く来て済ませる」と残務は翌朝に回してしまいます。
(中略)
朝の頭脳ワークの生産性は夜の3倍と言われますP.70
「朝まで仕事する」ならやったことがありますが…(苦笑)。
残業すると、終わりの時間が決まっていないためダラダラしてしまう可能性がありますね。
いっぽう、翌朝へ仕事を回すと、制限時間があるのが良いのではないでしょうか。
9時始業のところを8時に出社すれば、「始業時間までに終わらせるぞ!」となるわけです。
2. 朝メールを見ない
一番脳のエネルギーが充電されているのは「朝」
(中略)
朝から最重要の仕事に手をつけて夜に雑用しか残っていないならば、早く切り上げて帰ることができます。P.76
生産性が高い人は、集中する時間帯を「朝」に持ってきます。
P.78
お勧めするのは、「朝15分だけ重要仕事に手をつける習慣」です。
たった15分の我慢なので、早めに出社していれば業務上の支障もないのではないのでしょうか?
最初の一歩は、15分の「メール絶ち」から始めてみてください。1週間試して効果的だと判断したら、徐々にその時間を延ばしていきましょう。P.83
「朝メール見ないなんて、仕事にならないでしょ!」という方も、たった15分なら大丈夫ですよね。
実際にやってみると、集中してあっという間に15分を過ぎていることも。
朝一番の集中力の重要性が感じられました。
しかしこれが、寝不足のときはうまくいきません。
エンジンがなかなかかからず、集中できないくらいならメールでも処理したほうがいいか、となってしまいました。
やはり睡眠は重要ですね。
3. 退社時間を死守
多くの高密度化コンサルティングをしてきた中で実感したことは、結果が出せる人と出せない人の差を決定づけるものは、自分で決めた退社時間を守れるかどうかの違いだということです。(中略)
10時間の仕事を8時間で仕上げるとコミットしたとき、仕事の密度を高めようと脳にスイッチが入ります。P.65
退社時間を明確に決めると自ずと逆算して「どうすればそれを実現できるか」を考えるようになります。
P.67
残業、あるいは遅くまで仕事をするのが当たり前になってしまっていませんか?
自分で決めた退社時間を死守する。
そう自分にプレッシャーをかけることが大事なんですね。
そのために本書では、
- タイマーを使って仕事する
- 仕事後にジムや他者と会う予定などを入れておく
など具体的な方法も紹介しています(詳しくは本を確認してください)。
まとめ
仕事の生産性をいかに上げるのか、そのノウハウや考え方が高密度で詰まった本です。
ただ残業を減らすのではなく、成果を増やすことにフォーカスされている点でとても共感します。
机上の空論でなく、著者の古川武士さんが2,500人を超える方々の働き方改革に携わった経験から書かれていますから、信用できる内容ですね。
私はまずスモールステップとして、朝にメールチェックではなく最重要の仕事をすることから始めています。
あなたは…?
ちなみにマインドマップ®・インストラクターの私は、読書を1冊50分で行い、上のようにマインドマップでメモします。
あなたも、効率的・効果的に読書してみませんか?
以下の日に、そのノウハウをお伝えします。
コウスケ(@kosstyle)でした。