「書く力」こそが仕事の成否を分け、ひいては出世できるか否かを分けることに繋がります。
P.3
講師・ライターのホラノコウスケ(@kosstyle)です。
このSNS時代、仕事でなくても「一週間に一度も文章表現をしない」という人はまれでしょう。
頻繁にLINEやインスタなどするから、悪い言い方をすると、書き方次第で「バカがバレる」のです。
文法的に正しいとか、詩的に美しいとかそういうことではなく、きちんと伝わる文章・人を動かす文章を書けるかどうか。
そのために、今回取り上げる本『大人のための書く全技術』が役立つでしょう。
今日は本書から、SNSやブログに必須!読まれる文章を書く3つのポイントを紹介します。
1. 「発見」や「新たな視点」を含める
読ませる文章とは何でしょうか?
それは書かれたことに”発見”や”新たな視点”が含まれている文章です。P.64
たとえ特別な文章力がなかったとしても、”発見”や”新たな視点”さえあれば読者を感動させることがデキるのです。
P.65
私が退屈に思うブログ記事は、これをした・あれをした、というだけの記事。
特にセミナーや講演、書籍などで見聞きしたことを並べただけの記事は、まるで下手な読書感想文ですね。
独自の視点を入れなければ、他人のコンテンツをパクって無料でばらまいてるだけなのです。
以前、本書の著者・齋藤孝さんの講演を聞きに行ったことがあります。
そのときのことを旧ブログに書いた↓のですが、講演内容ではなく、まさに私個人の「発見」や「新たな視点」として、彼のプレゼンスタイルについてまとめたのです。
これは私独自の視点であり、講演を聴く他の人はこんな感想を持っていなかったでしょう。
2.汎用さを避ける努力をする
文章を書くにあたって、「汎用さを避ける努力が必要だ」ということも指摘しておきましょう。
P.169
人と同じことを書いていては、たいした価値は感じてもらえません。
内容はもちろん、表現についても同様です。
私が読んでいて恥ずかしくなるのは、アタリマエのことを偉そうに書いている文章、あるいはあまりに凡庸な表現です。
今パッと思いつくのは、たとえば
- 〜な今日このごろ
- 〜と言ったら嘘になる
などなど。あぁ…、恥ずかしい。
現代社会で求められているのは、「他人と違う意見を述べる」ことです。当たり前のことを口にしたり、一般論をさも意味のあることのように書いていても、社会的な評価を得ることは難しいでしょう。(中略)
ですから、文章を書くにあたっては、まず一般論を乗り越えてからかきはじめるこが大切です。
「一般的にはこうだけれども、自分はこうだ」と、まずは一般論を踏まえたうえで、自分の視点を書くべきなのです。P.171
あなたにはもしかしたら、「他人と違うことを書くのは怖い」と感じるかもしれません。
「否定されるかも」「バカにされるかも」「叩かれるかも」そんな不安があるかもしれません。
でも、書くとはそういうこと。
他人と同じことを書くのなら、あなたが書く必要はないのです。
3. ポイントを三つに絞る
文章を書く際には、とにかくポイントを三つに絞るとよい(中略)
たくさんの論点を用意し、そこから三つに絞り込んでいけば、過不足のない文章を書くことができるのです。三つの要素を選ぶ際にどのような気分で選んでいるかというと、私は、一つひとつが柱としてちゃんと立つかどうか、という基準で選んでいます。つまり、それぞれ一つだけでもそれなりの文章を書くことが可能である、ということです。P.152
お気づきでしょうか。
このブログ記事もまさに、本『大人のための書く全技術』を3つのポイントに絞って紹介しています。
ダラダラと長い文章はあまりに読みにくい。
そこで、私独自のセンスで本書のポイントを3つだけに絞って紹介しているわけです。
著者が最も伝えたかったこととか、そういったことは関係ありません。
まとめ
「大人」に刺さるよう、本書には「出世への一番の近道」などとあります。
しかし仕事はもちろん、むしろ現代にはそれ以外のことに役立つように思います。
このSNS時代、一週間に一度も文章表現をしない、という人はまれでしょう。
頻繁にLINEやインスタなどするから、悪い言い方をすると、書き方次第で「バカがバレる」のです。
文法的に正しいとか、詩的に美しいとかそういうことではなく、きちんと伝わる文章・人を動かす文章を書けるかどうか。
そのために本書は役立つでしょう。
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