2005年からブログを書き続けている、ホラノコウスケ(@kosstyle)です。
とはいえ、このブログは今年から書き始めた新ブログ。
もっともっと、たくさんの方に読んでほしい!
そこで、今週はブロガーに役立つ内容を毎日紹介していく<勝手にブログ週間>とします。
初日の今日は、批評について。
ブログでは、ガジェットや本などの評価をする機会が多いですよね。
どんなふうに書けば、より良い記事になるでしょうか?
本『はじめての批評 ──勇気を出して主張するための文章術』から、価値ある批評記事を書くための3つのコツをまとめてみました。
1.引っかかるように書く
読み手の意識を一瞬足止めさせる部分をつくる
P.54
何だか気になってしまう部分をつくる、ということですね。
無難すぎる文章はサラリと流れてしまいます。
ちょうど、特徴のない男が「あのぉ〜…」とナンパしても、女性は素通りしてしまうように。
そういえば、人生で2回だけナンパをしたことがあります。
女性とどうこうなりたいというよりも、女性のケータイ番号をGetするには?と知恵を絞るゲーム感覚でした。
この話はまた、別の機会に。
(…引っかかるように書けていますか?)
2.Yesを伝えるためにはNoを強調
<例文>国産高級小麦の強力粉100%という麺のコシは絶品で、黒毛和牛のスネ肉を三日三晩煮込んでつくられたスープは極上、旬の渡蟹をまるごと使った具材も豪華そのもの。究極の味わいが楽しめるラーメンです。
(中略)どうでしょう、このラーメン、食べたいと感じますか?私はまったくそそられません。
よいところを挙げ連ねても、読者の関心が助長されるとは限らないわけです。むしろ紋切り型の美辞麗句に、かえって興が冷めるかもしれません。いや、それだけなら駄文ということで話は済みますが、長所の過剰な強調は、「こんなに褒めちぎっているのって、何か裏があるのでは?」と、逆説的に欠点や不足を受け手に想起させる結果に繋がる可能性もあります。P.68
では、どうしたら良いでしょうか?
Noを強調するのです。
<例文>駅から分かりにくい立地、古色蒼然と言えば聞こえはよいが「傾いてない?」と不安になるほどの古めかしい店構え、(中略)しかし、うまい。どんな欠点も許せてしまえるうまさがこの店のラーメンにはある。
P.69
たしかに、商品やサービスをあまりに褒めちぎっている記事は「あやしい」と感じてしまいます。
同じ商品を複数のブロガーが褒めちぎっていると、なおさらです。
マツコ・デラックスさんは毒舌なので、彼女(?)が商品を褒めると「本当に良いのだろうなと」思えてきます。
(実際にはかなりの気遣いをされているように見えますが)
しがらみがなければ、堂々とNoも書けます。
Noを書くからYesを信じてもらえるのです。
3.「おもしろい」「つまらない」と書かない
「どうつまらないのか、何がつまらないのか、なぜつまらないのか」といった疑問に紋切り型の「つまらない」では解答しきれないのではという私の疑心があります。批評は対象と対象を含む他者と自分をより良い方向性へと発展させる目的があるわけですから、「つまらない」の詳細を明らかにしなければ、書いた人にも読んだ人にもその対象となったなにがしも、未来に向けての変化を持ちにくくなります。(中略)
よく観察し、よく分析し、よく思考すれば、どんな対象であれ「つまらない」の一言で片付けられるようなものではなくなるはずです。
P.107
私は「美味しい」をなるべく書かないように意識しています。
どんなふうに美味しいのかを書くように意識することで、表現力を磨く努力をしています。
と言いながら今検索してみたら、14記事も出てきましたが…。
「さすが」も書きません。
何も言っていないのと同じですから。
まとめ
本『はじめての批評』は正直、やや小難しい言葉や表現がうるさく感じます。
文章術の本だからか、まるで「どう?読者のあなたとは文章レベルが違うんです」とアピールしているかのようです。
個人的には、簡単なことを難しそうに書くよりも、難しいことを簡単に書く人が好きです。
とは言いながらも、ブロガーなら本書から学ぶことが多いでしょう。
来週末まで(予定)、<勝手にブログ週間>としてブロガーに役立つ情報を書いていきます。
明日もブロガーにオススメの本の紹介です。
ところで、本書を私は書店ではなくアートギャラリーで買ったんですよ。
なぜギャラリーに売っていたのでしょう?
その理由は…。
楽しくて役立つマインドマップ®講座については、こちらから。
コウスケ(@kosstyle)でした。