2005年からブログを書き続けている、ホラノコウスケ(@kosstyle)です。
昔ギターを弾いたりCDショップに勤めていたことがあるなど、音楽が大好きです。
また美術館も好きなこともあり、「アーティストの表現」に触れる機会が多くあります。
本『1行バカ売れ』を読んでいてふと、「ブロガーはアーティストの目を持つべき」との思いに至ったので、その2つの理由を紹介します。
1. 手垢のついた表現を避けるため
音楽家でも絵描きでも、アーティストというのは他者と違う表現をする点で存在価値があります。
逆に言えば、他者がすでにしているのと同じ表現をするアーティストには、存在意義が感じられません。
多くのアーティストは他者と違う表現を探し続け、「誰々っぽい」と言われるのを嫌うのではと思います。
ブロガーである我々はどうでしょう?
アーティストほど「他者と違う表現」を意識するブロガーは少ないと思います。
しかし、手垢のついた言葉を使うと「頭を使っていない」のがバレバレで、カッコ悪いのです。
本『1行バカ売れ』にこうあります。
常套句とはそのジャンルでよく使われる手垢のついた言葉です。
飲食店の紹介でいうと以下のような言葉です。
「こだわり」「厳選した」「極上の」「まごころをこめた」「くつろぎの」
企業の経営理念でいうと以下のような言葉です。
「地域密着」「お客様第一」「笑顔」「未来」「創造」「イノベーション」
このような手垢がついたような常套句では人の心は動きません。P.47
上記のような言葉を使うのは、自分で何も考えず「よくある表現」を持ってきたに過ぎません。
つまり、誰でも書けるのです。
私が個人的に「恥ずかしいから使いたくない!」と思っている表現は、たとえば以下です。
飲食店について:
「外はサクサク、中は〜」
「昔ながらの」
本やセミナー、講演会の感想などで:
「気づきが得られました」
「勇気と感動をもらいました」
その他:
「〜と言えばウソになる」
「〜な今日このごろ。」
これらを使ってラクすることを避け、自分らしい表現ができないかと頭を使う。
それが、ブロガーとしての表現力UPにつながるのではないでしょうか。
2. 言葉の組み合わせを考えるため
絵でも曲でも、アーティストの表現はアイデアです。
アイデアは、既存のものと既存のものの組み合わせ。ゼロから生まれるということはほとんどありません。
つまりアーティストは、新しい組み合わせを探しているのではないでしょうか(意識的か無意識かは別として)。
我々ブロガーにとっても、「新しい組み合わせ」が大事です。
「言葉の組み合わせ」が普通とは違うと、化学反応が起きて、言葉が強くなり印象的になることがあります。
前述の「落ちないリンゴ」「近大マグロ」などは、普通の言葉の組み合わせでないところから化学反応が起きてインパクトが生まれているのがわかるでしょう。本『1行バカ売れ』P.47
実はこの記事のタイトル「ブロガーがアーティストの目を持つべき2つの理由」は、
- 「ブロガー」
- 「アーティスト」
という意外な組み合わせを作ったつもりです。
ここまで読んでいただいたあなたはもしかしたら、「え?なんでアーティスト?」とそのタイトルで興味を持ってくださったのかもしれません。
このように、記事を書くとき、あるいは記事タイトルをつけるとき、普通でない言葉の組み合わせを考えてみるのも面白い視点です。
まとめ
もちろん、何も書かないよりは書いたほうがマシです。
しかし、ブロガーとしてレベルアップしたいのなら、ここで本『1行バカ売れ』から紹介した
- 手垢のついた表現を避ける
- 言葉の組み合わせを考える
の2点を考えてみると、いつもと違う頭を使い、いつもと違う表現ができますよ。
ところで、『1行バカ売れ』のような本を書くのって、勇気がいると思います。
この本『1行バカ売れ』自体がバカ売れしなかったら、赤っ恥だからです。
で、調べてみると発売3カ月で5刷・2万9千部とのことですから、すごいことですね。
この本、そして著者のことを信用しても良さそうです。
ブロガーに役立つ情報を毎日配信中
現在、<勝手にブログ週間>として、毎日ブロガーに役立つ情報を配信しています。
ここまで1ヶ月で2kg痩せ、1日1,000歩も歩かなかった私が毎日ジョギングするほど運動の習慣化もできました。
定期的にコーチと関わると、どんどん変化していくことができ、自分が前進していると感じられてとても嬉しいです。
私もPOINTS OF YOU®セッションを提供しています。
コウスケ(@kosstyle)でした。