あなたはおそらく、SNSを使っているでしょう。
私も以下のように、SNSなしの生活は考えられないというくらい、長く利用しています。
以前はネットとリアルを区別している人が多く、私もそうでした。
しかし今はリアルの友人とSNSでつながり、SNSの友人とリアルでつながるということが当たり前になっています。
すると、人はSNSで判断されるようになりました。
実際に会うよりも、SNSでの交流のほうが多いのだから、当然です。
1. SNSでの「発言」で判断される
腹が立つとすぐSNSで暴言を吐く人。
すぐ下ネタ的なことを投稿する人。
何かに対する批判ばかり書いている人。
SNSへの何気ない投稿。それがあなたの印象を決めています。
あるイベントで知り合った方の最初の印象は、仕事もでき、知識豊富で、お友達も多く、家族を大切にされていて、とても素敵な方でした。
ところがその後SNSを見ていると、頻繁に上から目線で何かに文句をつけていたり、軽くスケベっぽい投稿をしていたりと、私の印象と大きく違ったのです。
別にその方の勝手なのですが、そういう内容が多かったので、私はだんだんその方の投稿を見るのが不快に。
それはつまり、投稿だけでなくその人自体を好きではなくなったということでもあります。
人はSNSでの「発言」で判断されるのです。
考えてみればSNSでなくリアルでも、「自分のために話している人」より、「周りの人のために話している人」のほうが好かれますよね。
2. SNSでの「振る舞い」で判断される
これは「発言」以外の部分です。
たとえば、自分のイベントをシェアなどで応援してくれたら嬉しいですね。
あるいは投稿に頻繁に「いいね!」してくれるだけでも、親近感がわきます。
逆に普段「いいね!」の交流すらない方が、突然メッセンジャーで頼みごとを送りつけて来たりすると、モヤッとしますね。
SNSにもそういった「人柄」が現れます。
3. SNSで「誰と友達か」で判断される
以前、ある素敵な方と出会いました。
明るくて印象が良く、お互いに色々刺激をし合えたらと考えていました。
ところがフェイスブックを見ると、その方の投稿に対するお友達のコメントが異様なのです。
- 本人の投稿に関係のない挨拶文(明らかにコピペ)
- 派手に目立つ自己PRから入るコメント
などなど。
「フェイスブックで積極的に交流しましょう。会ったことのない方にもどんどん友達申請し、朝は必ず挨拶のコメントを入れて回りましょう。コピペすれば効率が良いですよ。」
などと、どこかのSNS・集客講座などで教えられているのでしょうか?
そのあまりにも胡散臭いコメント欄を見て、とても素敵な印象だったその方のイメージが、なんとなく崩れてしまいました。
SNSで「誰と友達か」で、その方の印象も悪くなってしまったのです。
これは、逆もあります。
知り合いが有名人と交流しているのをSNSで見ると、その知り合いもすごい人だと「思える」パターンです。
まとめ
人はSNSで判断される。
これを理解している人は逆に、SNSで自分の印象を意図的に作っています。
そういうことも必要だと感じる人もいれば、自然体が良いのだと思う人もいるでしょう。
考え方は、人それぞれ。
私はSNSに投稿する前にもう一度文章を読み返したり、書き直したり、「やっぱりやめよう」と投稿ボタンを押すのをやめたりすることが頻繁にあります。
読んでくれた人を不快にしたくないのです。
実際には、無難なことしか言わない人はつまらない、とも言えます。
私もむしろ批評・批判は必要だと考えている人間です。
しかし無意味に、自分のエゴのために他人を不快にさせることはしたくない。そう考えています。
これってSNSに限りませんよね。
私は打ち合わせなどで全体のことを考えた場合につい、他人と違う自分の意見をズバっと言ってしまい、周りの空気を微妙にしてしまうことがあります。
それで良いと思えるときもあれば、「言わなきゃ良かった」「もっと表現を丸くすればよかった」ということもあります。
しかしSNSは編集できるのです。
投稿前に「これで良いか?」と文章の確認ができます。
投稿後にまるごと削除もできます。
SNSは、自分の言動が他人にどういう影響を与えるか、客観視する訓練になるかもしれません。
コウスケ(@kosstyle)でした。