プリントTシャツをストリートへ普及させたのは誰か。
知っていますか?
ファッションとアート大好き、ホラノコウスケ(@kosstyle)です。
ストリートファッションには欠かせないTシャツ。
流行のきっかけとなったのは、ジョン・ドーヴ(John Dove)とモーリー・ホワイト(Molly White)がワンダーワークショップ(Wonder Workshop)名義で製作したプリントTシャツだったと言われています。
その2人の個展『SENSIBILITY AND WONDER』が日本で初めて、DIESEL ART GALLERY(DIESEL SHIBUYA内)で開催されています。
なんとDIESEL渋谷にアートギャラリーあり
ディーゼルを中へ入り、地下へ降りると奥にアートギャラリーがあります。
ドーン!こんな雰囲気です。
そう、ジョン・ドーヴ(John Dove)とモーリー・ホワイト(Molly White)はパンクファッションの起源なんです。
1970 – 1972年、現Vivienne Westwoodのショップ「Worlds End」の場所である、430 Kings Roadには「Paradise Garage」というショップが存在し、オーナーのTrevor Myles(トレヴァー・マイルズ)とその周囲にはジョンとモーリーをはじめ、Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)とMalcolm McLaren(マルコム・マクラーレン)、そしてSid Vicious(シド・ヴィシャス)が集まっていました。この場所を通して発信されたジョンとモーリーのシルクスクリーンとTシャツ、アンチファーのメッセージとして制作された豹と虎のアニマルプリントなどは同時代のアーティスト達を惹きつけました。ポップアート、ダダ、シュルレアリスム、ロックンロール、全てのイメージをミックスし、社会の動きに即応してメッセージを表現し身に着けることを可能にした彼らの作品は70年代のストリートファッションのアイデアソースとなりPUNK FASHIONの起源となりました。
展示タイトルにもなっている、コレ。
いかにもな、パンク。
いちごのプリントに見えますが、よく見ると種のつぶつぶに石が埋め込まれています。
今では当たり前となっているプリントTシャツ。
彼らが用いたTシャツ製作の技術は、版画のために使われていたシルクスクリーンです。
アート作品を多くの人が手頃な価格で入手できるようにと、紙やキャンバスのかわりにTシャツに印刷。これにより、キャンバスやポスターのみで流通していた作品は世界中の人々にリーチすることが可能となったわけです。
この展示では、彼らが歩んできたのと同時期に過ごした人物や出来事を振り返りながら、今では当たり前になったアイデアの起源をスクリーンプリントとコラージュ、そして映像を通して遡ります。
まとめ
期間が長く、2017/8/25(金)〜2017/11/9(木)。
服屋さんですからね。お買い物ついでにぜひ。
コウスケ(@kosstyle)でした。